今年の2月は非常に寒いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?九州でも雪が降っている地域があるくらいの寒波が、日本列島に襲来しています。私はとりあえず毎日デニムを着て、エイジングに勤しんでおります。昨年一年間で最も読んでもらったブログの投稿が、「今欲しいレプリカジーンズの大戦モデル6選」でした。この投稿をきっかけに、フェローズの対戦モデル「451SW」を2024年6月に購入し、現在も履いております。今回の前半は約7ヶ月経過したフェローズの経年変化を、そして後半は待望の「レプリカジーンズの大戦モデル6選の第2弾」をお届けしたいと思います。デニム好き、大戦モデル好きの読者様は、読み進めて頂ければ幸いです。
・フェローズ大戦モデル “451SW” のエイジング
2024年6月に数ある大戦モデルの中から、選んだ一本がフェローズの451SWでした。フェローズとはThe REAL McCOY’Sの設立メンバーであった志村氏が独立し設立したアメカジブランドで、ヴィンテージにフォーカスした物作りには定評があります。この451SWは、黒ラッカー仕様の月桂樹ボタンやオリジナルのペンキステッチなど、フェローズらしさを存分に盛り込んだ大戦モデルになっています。451SWのシルエットは、大戦モデルらしいワイドストレート。筆者は自分にはちょっと大きめな34サイズを選んで、裾をワンロール織り込んで履くことにしました。
それではまず、購入した直後2024年6月時点の、451SWを見ていきましょう。前後写真は下記の通りです。
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次に購入から7ヶ月が経過し、そこそこ履き込んだ451SWの写真は下記の通りです。
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実をいうと履くジーンズが他にも何本かあったので、フェローズ451SWを実際履いた頻度は週1〜2日くらいでした。ヒゲはだいぶ育ってきましたが、ハチノスはあまり出ていません。シルエットがタイト目ではないので、経年変化が進みづらいです。これからもっと履いてカッコいいエイジングを目指していきたいと思っています。
・レプリカジーンズの大戦モデル6選〜第2弾〜
続きましてお待ちかねの「大戦モデル6選〜第2弾〜」をポストしていきます。前回の投稿でも記述させて頂きましたが、大戦モデルとはどういったデニムなのか、簡単におさらいします。第二次世界大戦中の1941〜1946年(終戦は1945年)、物資統制を受けて制限が掛かった状態で生産されたジーンズのことを指します。なので他の時代に比べて、ディテールが簡素化されていたり省略されていたり、素材が変更になっていたりします。厳密にいうと前期・中期・後期とそのディテールの仕様が違っており、マニア心をくすぐるジーンズです。当時モノ(いわゆるヴィンテージ)の大戦モデルは、現存しているモノが非常に少なく、値段も高騰しており、一般人の手の届かない代物になっています。そんな中、レプリカジーンズメーカー各社が、大戦モデルを復刻してリリースしており、年々人気が高まっています。メーカーによって様々な作り方をしているので、オリジナリティや特色があって非常に面白いです。
昨年紹介した” 大戦モデル6選” は、ウエアハウス・シュガーケーン・バズリクソンズ・リゾルト・フリーホイラーズ・フェローズ。そして第2弾は、また違ったレプリカジーンズの大戦モデルを6つ紹介していこうと思います。
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❶LEVI’S VINTAGE CLOTHING・S501XX 1944 model
まず1本目に紹介するのが、リーバイス・LVCの復刻版大戦モデル・S501XXです。元々世に出ているレプリカジーンズの大戦モデルは、リーバイスをオマージュしていることが多いのですが、こちらは本家の復刻された1944年モデルとなります。1944年は終戦前年、大戦モデルでは中期です。フロントボタンは月桂樹の穴あきタイプ、銅リベットの代用品であるスチールリベット、バックポケットには刺繍ではなくペイントステッチなど、大戦モデルの要素を盛り込んだ1本になっています。LVCはリーバイスなのでレプリカジーンズとは呼べないかもしれませんが、レプリカ好きの方にも楽しんで頂ける1本として選ぶことにしました。筆者はLVCを持ってないので、いずれは購入して育ててみたいと思ってます。
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❷TCBジーンズ・40s jeans 大戦モデル
続いて紹介するのが、岡山・児島ジーンズの雄としても有名なTCBジーンズの40s大戦モデル。そうです、筆者が昨年購入しようと思っていたのですが、サイズ切れで手にすることができなかったジーンズです。、結果的には、それでもTCBを履いてみたかったので、50sを買うことにしました。TCBの40sには、テキサスコットンを使った糸使い、ディアスキンの革パッチ、月桂樹ボタン、隠しリベットなど大戦ディールが盛りだくさんです。そしてTCBジーンズの一番の特徴が、こだわり抜いた14ozのセルビッチ生地で、おそらく数ある大戦レプリカの中でも、指折りにエイジングが素晴らしいと言われています。筆者はTCBの50sを10ヶ月履いていいますが、かなりいい感じに育ってきました。エイジングにこだわる大戦ラバーは、ぜひTCBジーンズを選んで欲しいですね。
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❸フルカウント・S0105-24 大戦モデル(2024年限定品)
3本目に紹介するのが、筆者も愛用しているフルカウント(1108を所有)からS0105の大戦モデル。しかもこのモデルは2024年限定品なので、お店の在庫がなくなったら終了です。フルカウントの代名詞というべきジンバブエコットンに、横糸に茶綿を使用することで、ヴィンテージデニム特有の味わいを出しています。革パッチは馬ヌメ革、月桂樹ボタン、鉄製リベット、赤タブなど、大戦の抑えるべきところはほとんど網羅しています。そしてフルカウントを所有している方なら13.7ozのジンバブエコットンで大戦モデルが味わえるので、マジでオススメです。私もかなり欲しくなってきたので、2本目の大戦候補に躍り出ましが、早く買わないとなくなってしまいます・・・。本当に、大戦モデル選びは悩みが尽きません。
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❹UES・400-WW 大戦モデル
4本目に紹介するのは、UES(ウエス)の400-WW大戦モデル。UESは神戸発祥のブランドで、ウエスというネーミングはゴミやクズといった廃品から来ています。ウエスは、最後になる(ウエスになる)までジーンズを履いてもらえることを願いながら、モノ作りをしています。USE大戦モデルの生地は、オリジナルの14.9oz茶綿デニム。紡績時に茶綿をブレンドした別注の糸を、ロープ染色すると、重厚感のある濃い色に染まるようです。この特別な糸を、旧式の力織機で織ることにより、色落ちに定評のあるデニムになります。シルエットはクラシックなストーレト、イエローステッチ、無印の鉄製ボタン、UESオリジナル白タグなど大戦のディテールを盛り込みながらも、UESらしさが沢山盛り込まれたジーンズになっています。TCB同様、色落ちが凄く楽しみなUESの大戦モデル、一度履いてみたくなりました。
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❺ STUDIO D’ARTISAN・石川台大戦ジーンズ D1903
スタジオ・ダルチザンは1979年大阪に誕生した、日本のレプリカジーンズの元祖的なブランド。パリで修行を積んだデザイナーが、フランス語で「職人工房」を意味する言葉「スタジオ・ダルチザン」をブランド名にし、職人が作る究極のモノ作りは定評があります。特に有名なのがダルチのファーストモデルにして、世界初のヴィンテージ仕様のセルヴィッチジーンズ「DO-1」。染色は徳島蓼正藍の “カセ染” にこだわり、実に20回も繰り返し濃紺なジーンズを作り上げています。
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そんな歴史あるスタジオ・ダルチザンが放つ大戦モデルが、「石川台大戦ジーンズD1903」。石川台とは、1953年に石川製作所が作った、現在も稼働している紡績機では最古のモノと言われています。1940年代の大戦当時の時代背景を元に、不格好な縫製や簡素化されたディティールを再現し、最古の石川台で紡績した13ozオリジナルデニム生地を使用。雰囲気が抜群な革パッチ、ヘリンボーンのスレーキ、月桂樹ボタンなど、大戦ディールをあしらったジーンズは、とにかく美しいの一言です。この度ネット上でこの大戦モデルを予約できるとのことなので、是非とも紹介しておこうと思いました。今ならまだ好きなサイズが選べて、2025年の3月〜6月に入荷予定です。他の大戦モデルとは一味違った、特別なジーンズとしてこの一本を選んでみるのは、如何でしょうか。
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❻Eight-G・WW2 1943 MODEL COWBOY PANTS
エイトジーは、ジーパンセンターサカイが企画・生産・販売するオリジナルブランド。1960年に誕生し、日本最古のジーンズブランドだと言われています。エイトジーは10,000円近辺で買えるリーズナブルなラインと、ヘビーオンス(なんと28ozもある)デニムのラインがあり、丈夫・履きやすい・そしてカッコいいデニムを作ってるメーカーになります。そんなエイトジーがプロデュースしたのが、1940年代において、戦時下の物資統制による素材や仕様の簡素化が特徴的な、「1943年大戦モデルのカウボーイパンツ」。大戦には珍しいヘアハイドラベル、月桂樹ボタン&無刻印のドーナツボタン、あえて不揃いに編んだステッチなど、エイトジーらしさが沢山詰まった一本になっています。さらに特徴的なのが、重厚感のある16オンスのセルヴィッチデニムを使用していることです。値段は大戦モデルとしてはリーズナブルな2万円以下なのですが、ヘビーオンスならではの経年変化が本当に楽しみになるジーンズだと思います。
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・大戦モデル6選〜第2弾〜のまとめ
昨年に引き続き、みんな大好き「大戦モデル」を6つ選んで紹介させて頂きました。今回はリーバイスLVCという本家から、スタジオ・ダルチザンやエイトジーという老舗ブランドまで、多岐にわたるジーンズを6本揃えてみました。実際に、私が次の大戦モデルを選ぶとしたらどれが欲しいのかを念頭に置いて、じっくりと考えて選考しました。結果、6本全部履いてみたい、全部欲しい(笑)となってしまいましたが、皆様はどの大戦モデルに惹かれたでしょうか。大戦のディールは勿論のこと、ガシガシ履いた後の経年変化が気になって仕方ないですよね。このポストを読んで、大戦モデルを購入して履いてくれたら、筆者としても幸いです。これからも大好きなデニムのことは、定期的に書いていきたと思っていますので、どうかよろしくお願いします。
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ピンバック:今欲しいレプリカジーンズの「大戦モデル」6選 - Imported motorcycle Lovers
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