手軽にカスタムできるパーツ7選 〜SSバイク編

バイクのカスタムはしたいけど専門知識もないし、ましてや自分でできる気がしないと考えるライダーさんは意外に多いのではないでしょうか。私もメカに決して強い方ではない為、カスタムはバイク屋さんや専門家がするものだと、以前は思っていました。とはいえ何でもプロになんでも頼んでしまうと、お金がいくらあっても足りません。バイクは車と違い趣味性の強い乗り物、どうせ乗るならオリジナリティあるバイクに仕上げたい、そんなライダーさんにオススメしたい、手軽にカスタムできるパーツが沢山あります。今回はカスタムするのに不可欠な工具4選から、手軽にカスタムできるパーツ7選(SSバイク編)を紹介していこうと思います。

1. カスタムするのに不可欠な工具4選

まずバイクをカスタムするのには工具が絶対に必要です。DIYでドレスアップカスタムをするには、以下の4つくらいは揃えておきましょう。

・六角レンチセット

まずは六角レンチセットです。カスタム時だけでなく、バイクのボルトを増し締めする際も使うので、すでに持っている方も多いのではないでしょうか。↓はちょっと高級なKTC(京都機械工具)のセットですが、どこのメーカーを選んでも良いです。

・ドライバーセット

六角レンチと並んで、絶対に必要なのがドライバーです。プラスとマイナスのドライバーがあるセットを選びましょう。オススメは1本でプラスマイナス使えるシステムドライバーです。バイクにしばらく乗らない時のバッテリー端子外しにも、ドライバーは欠かせません。

・コンビネーションレンチセット

スパナとメガネも、バイクのカスタムには必要なことが多くあります。オスメスがあるボルトやネジの場合は、メガネは必須となります。特に1本で2役こなせる、コンビネーションレンチのセットを持っておくと便利です。

・トルクレンチ

前述のコンビネーションレンチも便利ですが、トルクレンチを持っておくともっと楽かもしれません。特に狭い場所で、回すときにトルクレンチは重宝します。またオイル交換など、トルクの規定値がある場合はデジタルトルクレンチはあると便利です。私はデジタルトルクレンチを持ってないので、目分量で締めていますが、最近真剣に導入を考えています。

工具も集め出すと楽しいですよね。ちなみに私はアストロプロダクツのツールセットを愛用しています。セットで一気に買ってしまうか、バラで揃えていくか悩みどころです。

2. 手軽にカスタムできるパーツ7選

それでは本題の「手軽にカスタムできるパーツ」を紹介していきいたと思います。カスタムパーツといっても本当に沢山あるのですが、今回は手軽にドレスアップ・カスタムできて、満足度が高いパーツに厳選しました。今回のモデルはドゥカティSSになるので、特にスーパースポーツを持っている方に参考になればと思います。

A. ミラー

1つ目はミラーです。ミラーを変えることによってガラッとバイクの印象は変わります。ウインカー内蔵タイプでなければ、ボルトオンで簡単にミラーは変更できます。少々お値段が張りますが、rizoma(リゾマ)のミラーは高級感があってドレスアップには最適です。

rizomaのステルスミラー:翼のような形状と地面に対して25°の角度を持つrizomaミラー「ステルス」はダウンフォースを生成し、特に高速でのバイクのグリップとハンドリング性能を向上させます。時速130km/hで約0.8Kg、時速300km/hで約4.3kgのダウンフォースを発生させます。人間工学的にも最適化され、ライダーがスポーティなライディングポジションをとると、ミラーがライダーの目の高さとなるよう設計。リアビューを得るためにライディングポジションを変える必要がありません。(rizomaのHPより抜粋)

*注意点:審査事務規定 7-106-2-1 (3)に則していない為、車検非対応で公道使用不可です。サーキット等で使用して下さい。

ステルスミラーの装着イメージ(rizomaのHPより引用)

また印象を変えたいのなら、バーエンドミラーに変えてみるのも一択です。今までカウルについていたミラーが、グリップエンドに来るので前方の視界が広くなり、イメージがガラッと変わります。私のBMWはSSではないですが、バーエンドミラーをつけています。

BMW・R100RTはバーエンドミラー仕様

B. タンクパッド

タンクパッドは、ライダーの服がタンクに擦れないようにタンク後方に貼ります。またニーグリップしやすいように、タンクの左右両サイドに2枚貼るタイプのタンクパッドもあります。これらのタンクパッドは実用性を兼ねながら、デコレーションできるパーツで貼るだけなので工具も要りません。

C. フューエルタンクキャップ

通常バイクの給油口は、鍵で開けることが多いのですが、フューエルタンクキャップはワンタッチで開け閉めすることができます。主にサーキット走行する人が使っているパーツです。ボルト3本で交換でかなりスタイリッシュな感じになるので、オススメのカスタムです。

イタリアンメーカー「ACCOSSRTO」のキャップ

D. ブレーキマスターキャップ

フューエルタンクキャップ同様、ブレーキマスターキャップもボルト2本で簡単に交換できます。通常はプラスティック製のキャップが付いていますが、アルミ削り出しのキャップに変えることによって、コクピット周りに高級感が出るようになります。フロントのブレーキマスターだけでなく、リアブレーキ、クラッチマスターも一緒に変えてみるのも良いですね。

E. スクリーン

純正のスクリーンは通常は透明ですが、スモークやミラーに変えてみるとガラッとバイクの印象が変わります。私のドゥカティ848にはpuigのライトスモーク・スクリーンを入れています。ライトスモークだと、サーキットで頭を伏せた時でも、前方が見やすいので重宝しています。ネジ10本外すだけで、簡単に交換できます。

F グリップ

バイクを運転している時、常に両手で握っているのはグリップです。見た目だけでなく、より質感の良いグリップに変えてやると運転しやすく、疲れにくいですね。様々なメーカーからカスタムグリップがリリースされていますが、私はMoto GPを始め、数多くのレースでも使われているdomino gripをオススメします。

dominoのグリップは、街乗り用のストリートからサーキットユースなデュアルコンパウンドまで、幅広いラインナップがあります。バイクや用途に合わせて選んでください。

G. レバーガード(ハンドガード)

レバーガードの本来の目的は、レースに出場した際に自分のハンドル周りを守るためです。しかしながらレースにでなくとも、ドレスアップパーツとして装着すると、より洗練されたSSバイクに見えてきますそしてレバーガードはボルト1本で変えることができます。

domino gripとレバーガード

以上、バイク初心者やメカに弱い人でも手軽にカスタムできるパーツ7選を紹介しました。思っているよりずっと作業が簡単で、カスタムしやすく満足度も高いと思います。ドレスアップして自分だけのオリジナルバイクを作っていきましょう。

過去投稿で携帯マウントやインカムなどを紹介していますので、合わせてお読み下さい↓

3. プロに頼んだ方が良いカスタム

私のようにメカに強くないライダーは、カスタムしていくと壁に当たることもあります。チャレンジしても、難しくて断念してしまうカスタムもあります。そんな時はメカに詳しい友人に手伝ってもらったり、日頃見てもらっているバイク屋さんに相談しましょう。ここでは、バイク初心者が挑戦しない方が良い、カスタムについて言及していきます。私には難易度が高いカスタムが、人によっては簡単だったりすることもあるので、あくまで参考にして下さい。

A. フルエキマフラー

カスタムと言えば、まず最初にしたくなるのがマフラー交換ですよね。やはりビジュアルと音が変わるし、マシンのパワーアップにもなります。比較的手軽にできるスリップオンマフラーなら、私でも交換できます。

848にはテルミニョーニのスリップオンをつけています

スリップオンマフラー交換:マフラーパイプは純正をそのまま使用し、最後のサイレンサー部分のみ社外品(スリップオンマフラー)に交換すること。スリップオンの良いところは、フルエキに比べて値段が安く、作業が簡単なことです。

↓ドゥカティ848にスリップオンマフラーを取り付けた投稿です↓

しかしながら、フルエキゾーストマフラー交換となると、メカに弱い人はやめておいた方がいいでしょう。ディーラーではやってくれないので、専門のバイク屋さんやメカに強い友人を頼りましょう。

フルエキマフラー交換:マフラーパイプから全てを交換します。スリップオンに比べて値段が高く、作業も大変です。しかしながら、軽さ・パワー・ビジュアル・音の変化はスリップオンとは比べ物になりません。但し、燃調が大きく変わってしまうので、ECU交換もしくはコンピューター補正する必要があります。

B. バックステップ

SSバイクやカフェレーサーをカスタムするなら、まず手をつけたいのがバックステップです。見た目も去ることながら、バイクに乗るポジションが激的に変化します。もう少し詳しく言うと、ポジションが前傾になるだけでなく、足でバイクを挟んでコントロールしやすくなります。しかしながら、カスタムとしてはオススメなのですが、近年のSSバイクにはクイックシフター搭載モデルもあるので、結構ややこしい作業になります。実際私は、メカに強い先輩に手伝ってもらってバックステップを装着したのですが、一人だと多分できなかったと思われます。

Baby Faceのバックステップをつけています

C. フェンダーレス

バイクを購入して、まず初めにやるカスタムがフェンダーレス化ではないでしょうか。バイクのお尻まわりをスッキリさせるにはフェンダーレスが一番です。前述のAやBと比べると難易度は低いし、チャレンジすればおそらくできるでしょう。しかしながら、バックライトやウインカーといった電気系も絡んでくるので、自信がない方はメカに強い方に助けを求めましょう。

ドゥカティ848はフェンダーレス化しています

D. その他のカスタム

メインのパーツならタイヤやホイールも、バイクをガラッとドレスアップしてくれます。しかしながらタイヤ・ホイール交換、チェーン・スプロケット交換などは、スタンドや特殊工具が必要なので、バイク屋さん等に頼んだ方が良いでしょう。できる環境を整えて、いつかは自分でやってみたいと思っておりますが・・・。

4. まとめ

今回は、「バイク初心者でも手軽にできるカスタムできるパーツ7選」というテーマでお届けさせて頂きました。まず工具を選ぶところからライトなカスタムまで、そこまでハードルが高くないと思って頂けたら幸いです。バイク屋さんに何でも頼むのではなくて、パーツを購入して自分で付けてみることですね。但し、バイク初心者にはハードルが高いカスタムもあるので、パーツによってはプロに任せてしまうのも一択です。バイクはノーマルで乗るのも悪くはないと思いますが、自分なりのパーツをつけてオリジナリティのあるバイクを作っていく、すると更にバイクに愛着が湧いてきます。そんなバイクを見ながらガレージでお酒を飲んだり、バイク仲間とカスタム談義をするのが幸せだったりします。

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