ドゥカティ848EVOコルセSEのインプレ

2022年8月某日、ついにバイク人生初のフルカウルSSを納車した管理人。選んだのは、2012年式ドゥカティ・ミドルSSの848EVOコルセSE。白赤黒3色のコルセのスペシャルカラーが映えるバイクです。

派手すぎない秀逸なカラーリングがGood

848EVOコルセSE納車の投稿はこちら  ドゥカティのSSバイクをついに…納車

それでは恒例のスペックを見ていきたいと思います。

タイプグレード名:848EVO Corse Special Edition
寸法(mm):全長2100/全高1100/ホイールベース1430/シート高830
乾燥重量 (kg) ;167
車両重量 (kg) :195
原動機種類/型式 :4ストローク/テスタストレッタ・エボルツィオーネ
気筒数 :2
シリンダ配列 V型:(L型)
シリンダバンク角(°): 90
冷却方式: 水冷
排気量 (cc) :849
気筒あたりバルブ数: 4
最高出力(kW):103
最高出力(HP):140(海外仕様)
最高出力回転数(rpm):10500
最大トルク(N・m):98
最大トルク回転数(rpm):9750
燃料供給方式 :フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) :14
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 MAR10A-J
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YT12B-BS
バッテリー容量 12V-10Ah
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.7
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 スチールパイプ・トレリスフレーム
キャスター角 24°30′
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 120/70ZR17
タイヤ(後) 180/55ZR17
車両装備:トラクションコントロール 有
車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター) 有(アップのみ)

848を乗ってみて のインプレッション

納車して、848を乗ってみたインプレッションです。

ハンドルのキレ角が少なく、乾燥重量167キロにしては900SSより重く感じ、取り回しには若干苦労しました。(慣れてないのもありますが)ポジションは、かなり前傾のセパハン仕様ですが、タンクがいい感じにえぐれているのでニーグリップしやすく、シート高830mmにしては足付きも悪くないです。ノーマルステップでも収まりがいいポジションで乗れました。

177センチの足付き、ほとんどベタ足です

街乗りは、思いのほか低速ギアでも問題なく走れます。しかしながら夏場は、ドゥカティSS乗りからすると当たり前かもしれませんが、排熱の熱さは相当です。それに加えて848はセンターアップマフラーなので熱が見事に上がってきます その為、右もも裏及びお尻が燃えるように熱いので、革パンや耐熱パンツなどの熱さ対策必須です。渋滞時のストップ&ゴーで、油温が100度を超えてきます。くれぐれも火傷には注意しないといけません。

ワインディングは、熊本・阿蘇のアップダウンの激しいケニーロードを走ってきました。コーナでは少しの体重移動で驚くほどクイックに曲がってくれます。クイックシフターによりノンストレスでギアアップ、上りはスムーズに駆け上がります。下りはブレンボの恩恵を受けながら、気持ちよくダウンヒルできます。タイヤは現在ピレリ・ロッソコルサを装着していますが、寝かし込んでもしっかりグリップしてくれて、TC(*)もあるので安心感抜群です。まさに峠を走るために生まれてきたバイクですね。

*TC:トラクションコントロールのこと。加速時にスロットルを開けすぎて過剰な駆動力を与えたり、滑りやすい路面によって後輪が空転(スピン)するのを防ぐ機能。

848EVOコルセSE at ケニーロード看板

高速道路では、フルカウル&風防により、快適に高速巡航することができます。普段、スラクストンというネイキッドバイク同等(ロケットカウルは全く風防になりません)の車種に乗っているので、特にその恩恵を感じながら乗ることができました。高回転域で回せるマシーンなので、高速走行には何の問題もありません。

848の歴史

当時フラッグシップだった1098のミドルクラスバージョンとして2008年に登場した848。リッタークラスの1098に比べれば馬力が低い分、ワインディングなどでは扱いやすく、狭い道の多い日本の公道走行に適していると思います。そして2011年にエンジン・足回りや馬力(6馬力UP)を刷新した848EVOがリリースされました。従来の848より低速トルクが太くなり、走り出しやコーナーの立ち上がりでもより扱いやすくなりました。848EVOは、日本仕様でも131馬力(海外仕様は140馬力)もあり、公道走行には十分、サーキットもこなせるスーパーバイクです。この848から後に899パニガーレ、959パニガーレとミドルSSの技術が継承して行ったと言われています。

1198パニガーレと848(顔が似てますね)+ニンジャ250

848EVOコルセSEを購入して思うこと&今後の展開

848を購入して少し乗ってみて、本当に買ってよかったと思いました。スパルタンな前傾ポジションと排熱の熱さは想像を以上でしたが、このバイクを操る楽しさがそれらを帳消しにしてくれる、素晴らしいSSバイクです。軽量でパワーがあって、クイックに曲がる止まるマシン。そしてスペシャルなコルセカラーに、憧れだったセンターアップマフラー仕様です。この仕様のドゥカティに乗りたいから、現行のパニガーレじゃなくて848を選びました。まずは身体を鍛え直して、SSのポジションに慣れること、そして次なる目標は少しカスタムしていきたいですね。まだまだSS乗りとしては道半ばなのですが、次回いきなりサーキット走ってきますので、次の投稿乞うご期待ください。

ガレージに並ぶ3台、かっこいいです!

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  1. ピンバック:大型バイクを買おうか迷っている方へのメッセージ - Imported motorcycle Lovers

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