前回の「バイクで九州へ vol.1」からの続きになります。

ミルクロードから大観峰へ

瀬の本レストハウスを出発して、やまなみハイウェイの景色をしばらく堪能しながら走ります。ここからのミルクロードに入る区間まで、表現が難しいのですが、強いて言えば ”Windowsの壁紙” 的な風景が続きます(笑)

Windows 2000やXP時代の壁紙

残念ながら、Windows壁紙的なやまなみハイウェイの写真は撮れなかったのですが、もはや日本にいることを忘れる感覚になります。ここはアルプスですか?スイスですか?と本気でもう一人の自分に問いかけたくなりました(笑)ミルクロードに入って十数キロくらい走ると大観峰に到着。平日ですが、大観峰にもバイクや車が集まっていました。夏はここでソフトクリームを食べるのが定番のようですね。バイクを降りてしばらく歩くと高台に展望台があるのですが、これがまた山の上から阿蘇市内の田園風景を一望できる最高のパノラマスポットになっています。

大観峰の展望台から見渡す阿蘇市内

阿蘇パノラマラインから草千里へ

大観峰を後にし、管理人が最も走ってみたかった絶景ロード ”阿蘇パノラマライン” を堪能しながら、草千里展望所に向かいました。パノラマラインは、やまなみハイウェイやミルクドーロとは違って、緑と土色の風景が混在する道。理由は、草千里の目と鼻の先にある中岳が今でも噴火しているからです。噴火がおさまっていた時期は、火口近くまでバスやロープウェイで見に行けたのですが、ここ数年噴火警戒レベルが2〜3になっているため、残念ながら近くまでは入れないようになっています。しかしながら本当の噴火は確か9万年前と3万年前らしく、ここ最近の噴火は中岳の「くしゃみ」のようなものらしいです💦 恐るべし自然の力。ここに来ると、漫画 ”北斗の拳” の1999年世紀末の絵が浮かんでくるのは、私だけでしょうか。

左奥に見えるのが中岳の噴火口です
砂千里ヶ浜駐車場、ここで行き止まりです🌋

HSR九州サーキット場へ

中岳の噴煙立ち込める砂千里ヶ浜をあとにし、次の目的地である大津町の ”HSR九州” に向かいます。HSR 九州とは、Honda Safety & Riding Plaza Kyusyuの略で、Hondaのテストコース&サーキットです。一緒に行った友人の仲間が、レースに出ているということで、観戦しに行きました。管理人はF1観戦や自転車レースをしに鈴鹿サーキットに行ったことはあるのですが、バイクのレースを見に行くのは生まれて初めてで、すごく楽しみにしていました。

HSR到着。レース始まってました🏍
レース開始を待つチューニングされたマシンたち
レース終わりの表彰式&シャンパンファイト

実はアマチュアのレースなので大したことないやろうと思っていたのですが、想像を遥かに上回るスピード感と音に驚愕でした。HSRサーキットコースは全長2350mで、ホームストレートが見える2階席から観戦しました。最終コーナーを立ち上がって、ホームストレートをフル加速、第1コーナーに飛び込んでいく迫力を間近で見ることができて大興奮でした。レース後には、各クラスの1〜3位の表彰&シャンパンファイトもあり、大盛り上がりでしたね。この時はサーキットを自分で走りたいとは思わなかったのですが、まさか後に走ることになるとは。

ケニーロバーツが愛した道

HSR九州で北九州に戻る友人と別れ、管理人は最後に行きたい場所に向かうことに。1970〜1980年大活躍したレーサー「ケニー・ロバーツ」が愛した道、通称 ”ケニーロード” 。ケニーの奥様が熊本出身の日本人女性ということもあって、彼は毎年ここにきてツーリングを楽しんでいたようです。熊本県益城町から南阿蘇を繋ぎ、南側の阿蘇外輪山を走る全長25キロの広域農道&ワインディンロードです。本当の名前は「グリーンロード南阿蘇」と呼ばれていますが、アップダウンのあるクネクネ道で、非常に走りごたえがあります。写真のように南阿蘇村久石と西原村河原に、ケニーロードの看板があり、訪れたライダーはバイクと一緒に写真を撮るスポットです。

南阿蘇村久石の”ケニーロード”看板

ライダーにはオススメのKKR熊本ホテル

ケニーロードを走破して、熊本市内の予約していた宿泊施設 ”KKR熊本ホテル” へ。熊本城から最も近いホテルとして有名ですが、屋根付きバイク駐車スペースがあり、部屋も広くて、繁華街へは徒歩圏内、バイク旅には最高です。門司港からKKRホテル熊本まで、走りに走って450キロ。北九州〜大分〜熊本の道を満喫しすぎた一日でした。もうクタクタでしたが、熊本に住む同級生と熊本の夜を堪能しました。次回は、山口編(九州じゃないけど?笑)を綴って行きたいと思います。

熊本城とスラクストン

バイクで九州へ vol.3へ