GWはカフェレーサーMTGと鉄馬レース観戦

この投稿を書いているのはGW最終日である5月6日。残念ながら九州地方は雨模様です。しかしながらGW後半の5月3日〜5日、九州は良い天候に恵まれました。阿蘇地方では2月下旬〜3月上旬かけて野焼きが行われ、しばらくは山肌が黒い状態でした。そこから草木が徐々に芽吹き、5月現在は新緑と黄金色が混じった素晴らしい景色を織りなしています。筆者は、この絶景を見ながらバイクで走りたくて、熊本にやってきたと言っても過言ではありません。何度か当ブログでも言及していますが、阿蘇は春と秋がバイクで走るには最高です。もう少し具体的に言うと、5月〜6月上旬(梅雨入り前)&10月中旬〜11月が最適なライディングシーズンです。しかしながらGWに関しては、車・バイクの量が非常に多いので、各所で渋滞しています。空冷旧車&ドゥカティオーナーの筆者は、できるだけ渋滞を避けて楽しく走りたいと願うライダーです。空冷バイクやドゥカティは低速で走るとエンジンの排熱が熱い為、渋滞のノロノロ運転は本当にキツイのです。

そんな懸念材料のあるGWですが、友人達と共に渋滞を避けながら、愛車BMWで沢山走る事ができました。ということで今回は、3日の「カフェレーサーMTG」と5日の「鉄馬レース観戦」を中心にポストしていきたいと思います。

展望所から見る箱石峠

・ライダーの朝は早い&キャブ調整

5月3日、朝5時半に起床。ライダーの朝は早いのです。外にでると12℃で肌寒いので、アウターは天神ワークスのシングルライダースをチョイス。BMW・R100に火を入れ、6時過ぎに自宅を出発しました。実は前日、慣れない手つきでFCRキャブを調整しました。待ち合わせ場所までは、キャブの調子を見ながらバイクを走らせました。

FCRキャブを開けると

前回のツーリングで全体的に燃料が濃い・エンジンがバタつくと感じたので、段階的に3箇所触ってみました。

❶ニードルジェットを3→2

❷スロージェット52→48(走った感じ50でもよかったかも)

❸メインジェット150→145

実際走らせてみると、アイドリングは安定し、エンジンの回転数を上げた時のバタつきがだいぶ改善された感じがしました。しかしながらキャブのセッティングは気温・湿度・標高なども関係してくるので、終わりの無い沼だと思っています。自宅から20キロ走ったところで、待ち合わせ場所に到着。これからライダーに大人気な阿蘇のモーニングを食べにいきます。

・ヒバリグリルで赤牛モーニング

大津町の待ち合わせ場所から20分走り、阿蘇市内に入ってきました。やはり阿蘇エリアは気温が低く、革ジャンの下にGジャンを着込んでなんとか寒さを凌ぎました。そうこうしてるうちに目的地である「ヒバリグリル」に到着。ゴールデンウィークやお盆休みなどの大型連休の際は、朝6時からモーニングを出してくれます。早朝から沢山のバイクが集まる、九州ライダーには有名なスポットです。阿蘇外輪山を眺めながら、食事ができる素晴らしいカフェなので普段もオススメします。モーニングを注文してしばらく待つと、今回の目玉メニューでもある”赤牛バーガーセット”が着弾。外パリッと中ふわっとしたバンズに、肉厚ジューシーな赤牛のパティが贅沢な一品です。セットのクラムチャウダーも熱々&濃厚で、冷えた身体に沁みましたね。食べている間にもひっきりなしに、バイクが集まってきます。赤牛バーガーを堪能し、朝から至福の時間を過ごしました。

・瀬の本レストハウスへ

ヒバリカフェを出発し、続いての目的地は「瀬の本レストハウス」。ここでは別のライダーさんと合流するとのこと。時間に余裕があったので、やまなみハイウェイ→ミルクロード→ヒゴタイロードを通り、産山までバイクを走らせます。特にヒゴタイロードはメインの道では無いのですが、阿蘇の山々が見渡せる絶景ロードです。快走路を走り、産山牧場で小休止した後、再びやまなみハイウェイに戻ってきました。やまなみハイウェイの九重エリアは、山を登り切った場所に位置しているので、360度視界が広がる素晴らしい道です。右手に阿蘇くじゅう公園の看板が見えたら瀬の本レストハウスに到着です。

瀬の本レストハウスと言えば、九州パニガーレMTGを行った場所で、バイクが集まるスポットとして有名です。到着したのは朝9時半にも関わらず、すでに沢山のバイクが集まっていました。どやら今日はホンダのCBRミーティングが行われるようですね。無事ライダーさんと合流し、カフェレーサーMTGが行われる長者原・レストハウスやまなみへ向かいます。

・カフェレーサーMTGへ

瀬の本高原を後にし、日本100名道にも選ばれている「やまなみハイウェイ」を走ります。ここから先はしばらく左右にコーナーのある道が続き、ヘアピンカーブもある楽しいワインディングです。20キロくらい走ると、視界が広がり長者原エリアが見えてきます。長者原の交差点を過ぎると、左手にMTG会場である ”レストハウスやまなみ” を発見。

このカフェレーサーMTGは福岡や阿蘇で何度か開催されているのですが、如何せんR100RTの調子が悪すぎて、行けませんでした。ようやく愛車BMWも距離を走れるようになったので、満を持しての参加が叶ったわけです。

会場に到着すると、続々とこだわりのカフェレーサーが集まってきます。集まった車種は以下の通りです。

・BMW R100 & R65

・triumph ボンネビル, スラクストン

・Ducati Sport1000

Royal Enfield コンチネンタルGT

・Kawasaki 250TR, W800, W650, Z750

・Honda GBクラブマン, CB系

・Yamaha SR500 & 400

見落としている車両もあるかもしれませんが、のべ30台くらいのカフェレーサーが集結。旧車の部類から最新のカフェまで、オーナーさんのこだわりを感じるバイク達を見ることができました。同じようなバイクが好きの集まりですので、初対面の方々とも話が弾み、非常に楽しい時間を過ごす事ができました。

そして以前からSNSやブログで繋がっていた、BMW旧車カフェ乗りのライダーさん2人と初Meet。筆者の周りにはBMW・R100に乗っている人がいないのもあって、本当に嬉しい出会いになりました。そして同メーカー同車種ならではのカスタム談義にも、花が咲きました。同じ九州なので、またお会いできること&一緒に走れることが楽しみでなりません。

イベントを企画してくれた運営者さん、参加したライダーの皆様、有難うございました。またイベントが行われる際は、参加させて頂けたらと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

・絶景の箱石峠

カフェレーサーMTG会場を後にし、最初に集まった3台で少しツーリングすることにしました。目指すは新緑の箱石峠です。目立った渋滞もなく、箱石峠展望所に到着。この日は阿蘇でも最高気温が20℃を超えており、非常に天気の良い一日でした。展望所とは言っても、山の頂上に転落防止のガードレールがあるだけです。バイクを3台並べて撮影タイム。赤白青のカラーリングがフランス国旗のようでしたが、フランス車は1台もいません(笑)それでも箱石峠から見える山々の絶景は、天気も相まって最高でしたね。

トリコローレカラーの3台

・Triumph Owners Meeting in アスペクタ

GW別日の5月5日(子供の日)、Triumph Owners Meetingに誘われたので、朝からケニーロード(グリーンロード)を走って向かうことにしました。GW中日にも関わらず、ケニーロードは渋滞知らずの快走路で、気持ちよくR100を走らせる事ができました。そして朝10時前に、MTG会場である南阿蘇アスペクタに到着。誘ってもらったトライアンフオーナーは会場にはいませんでしたが、先日初MeetしたR100ライダーさんと合流。BMWオーナーにはアウェイ感満載でしたが、筆者は元トライアンフ乗りなので、顔見知りの方々にお会いできました。

続々とトライアンフ車両が集まってきます

トライアンフといえば近年、輸入車の中で最も日本での販売台数が伸びているメーカー。得意のクラシック系だけでなく、3気筒のスポーツ系やアドベンチャー、そして昨年末にリリースされた400ccの中型がラインナップに加わりました。新車価格はスピード400が69万円、スクランブラー400が79万円(ともに単気筒)と、国産車と比べても購入しやすい価格帯です。イギリス車のジェントルな感じが好みの方は、選んで間違いないバイクメーカーだと思います。

↓ケニーロードの看板(左は西原村・右は南阿蘇)

・鉄馬フィスティバル with ベータチタニウム観戦

トライアンフミーティングを堪能した後は、アスペクタからHSR九州へ移動。ケニーロード&裏道をBMW2台で走ること1時間、鉄馬の会場であるHSRサーキットに到着。観戦に来ているライダーも沢山おり、盛り上がりを感じます。まずはブースを回って、レース仕様にカスタマイズされたバイク達を見て回りました。やっぱり戦うバイクは最高ですね。

*鉄馬とは(HPより抜粋)

かつて欧米オートバイメーカーの後塵を拝していた国産メーカーが、世界を席巻するきっかけとなった1台のオートバイ、それがホンダCB750Fourでした。鋼管ダブルクレードルフレームに並列4気筒750ccエンジンという世界をアッといわせたそのレイアウトは、その後もカワサキZ、スズキGSなど多くのフォロワーが生まれ、やがて日本製高性能モーターサイクルの代名詞とも言えるスタンダードスタイルを造り上げたのでした。

鉄馬は日本のオートバイ史を支えてきたそれらの車両を使って遊ぼうという大人の運動会です。思い思いにカスタマイズしたそれらのマシンで、1日中思いっきりサーキットを走ってみませんか。熊本のHSR九州で毎年7月に走行会、9月にレースを開催しています。車両規定は国産車で鉄フレーム+4気筒以上(6気筒も可)であること。空冷、油冷、水冷の種別は問いません。多くの車両が参加出来ます。

また昨年からより多くの皆さんに鉄馬を知っていただくために、5月のGW期間中に『鉄馬フェスティバル with ベータチタニウム』を開催することになりました。9月のレースよりはイベント色を強め、初めて参戦する方もエントリーしやすいクラス分けにします。

・お目当てのレース

鉄馬では様々なレギュレーションや条件のクラスがあります。基本的には鉄フレーム・空冷エンジンが基本のようですが、トライアンフやZ900RSの水冷エンジン車が出ているクラスもあります。今回は、以前お世話になったリトモアルベーロのオーナーがグッチV11で出ているACT17と、同じBMW・R100が出場しているACT18に注目して観戦しました。

まずはACT17ですが、参加台数は輸入車ばかりの21台。ドゥカティ848でお世話になっているデューンモトさんから、スポルト1000Sも出場していました。空冷エンジンだけだと思いきや、トライアンフの水冷スククストンもラインナップされています。予選タイムからグリット位置が決まり、決勝レースが13時半からスタート。30年以上前のバイクがHSRをハイスピードで駆け抜けている姿は、圧巻の一言でした。そしてトップ集団はタイムも速いし、尊敬しかありません。

続きましてのACT18は、参加台数は少なめの8台。詳しいレギュレーションは分かりませんが、モトグッチのルマン3や筆者のバイクと同じBMW・R100RSが出場していました。筆者は普段ドゥカティ848(水冷)でHSR走行会に参加していますが、R100RT(空冷)で走る覚悟はまだありません。80年代のバイクでサーキットを駆け抜ける姿は、かっこいいの一言でした。

筆者は途中退出してしまいましたが、Z900RSのレースでトッププロが参戦するなど、見どころ満載な鉄馬レースでした。またディーラーやパーツメーカーのブース、食べ物のブースなど、レース以外でも楽しめます。7月や9月にもHSRで開催されるようなので、大人のバイクによる大運動会「鉄馬」、興味がある方はぜひ見に行ってみて下さい。

・まとめ:GWを満喫できました

今回のGWは渋滞にほとんどハマることもなく、楽しくバイクに乗ることができました。渋滞が苦手な人は(得意な人はいないだろうけど)、GWは大観峰や阿蘇パノラマラインには行くのをやめて、ケニーロードやヒゴタイロード、箱石峠などをオススメします。渋滞はバイクにも身体にも良くないので、走る場所や時間帯を考えるべきだと思います。

5月3日にはR100RTで初めて「カフェレーサーMTG」することができました。やはり同じようなバイクに乗るライダーさんとは、話が弾み楽しいですね。そして5月5日には、HSR九州で行われた「鉄馬withベータチタニウム」を観戦してきました。一昔前の空冷&鉄フレームバイクが、サーキットを駆け抜ける姿は感動を覚えます。かといってR100RTでサーキットを走ろうとは今のところ思いませんが、またドゥカティ848でサーキットを走りたくなってきました。そろそろ身体も治りつつあるので、サ活を復活したいところです。ということで今回はこの辺で締めたいと思います。ここまでご購読有難うございました。

2件のコメント

  1. こんにちはー!まさかお会いできるとは思っていなかったので楽しかったです!
    バイクを見たら直ぐにわかりました(笑)
    今度は一緒に走ってみたいですね

    • こんにちは。自分もまさか会えると思っていなかったので、嬉しかったです。
      ブログ見て頂いているので、すぐ分かりますよね(笑)。
      次回はツーリングご一緒できたらと思います。
      今後とも、同じブルータンクのR乗りとして、よろしくお願いします。

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