ヘルメット探しの旅〜FC MotoでBELLブリットを買う

ライダーの皆様、愛用のヘルメットメーカーはどこですか?そしてヘルメットはいくつ持っていますか?私はAGV、ノーラン、アライ、TT&COなど沢山のヘルメットを持っています。しかしながらバイクを乗り換える度に、ヘルメットがバイクに合わなくなります。また現在は、スーパースポーツ・カフェレーサー・スクーターの3台体制なので、3台全てとマッチングするヘルメットがありません。結果ヘルメットが増えてしまうわけですね(笑)BMW・R100RTカフェレーサーを納車して以来、似合うヘルメットを新品・中古問わず探し続けておりました。そして先日この「ヘルメット探しの旅」がついに終焉を迎えました。つまり納ヘル(*)したという事です。今回は、BMWカフェレーサー用に検討したヘルメットを紹介し、FC MotoでBELLブリットを購入するまでをお届けしたいと思います。

*納ヘル:ヘルメットが納品されること。(そのままです)

1. ヘルメット探しの旅

以前、5月の投稿でもお伝えした通り、新たな相棒としてBMW旧車のR100RT改を迎えました。そして今月(6月)、約2年乗ってきたトライアンフ・スラクストンRとお別れしました。

BMWを購入して以来、このバイクにマッチするヘルメットを探し続けてきました。しかしながら、ビンテージカフェレーサーに似合うヘルメットって意外に少ないのです。ヘルメットもビンテージにと考えたこともありましたが、安全性や快適性を考えるとヘルメットは現行モノを選びたくなりました。そしてここからは、多くのメーカーのヘルメットを吟味して×3、最終選考に残ったヘルメットを6つ挙げていきたいと思います。ネオレトロで機能性も兼ねるヘルメットを探している方は、参考になるかと思うのでチェックしてみて下さい。

A-1. SHOEI・グラムスター/ビバーク・ブルー

まず初めに紹介したいのがSHOEIグラムスターの新作であるビバーク。ブラックとブルーの2色展開なのですが、私のBMWのタンクカラー(ターコイズブルー)に合わせて、ブルーを選びたいですね。単色のグラムスターに比べると、開口部に白黒の縁取りが入ることによって、ネオレトロな印象になっています。そしてグラムスターの特徴は何といっても軽さと帽体の小ささです。私はSHOEIのMサイズがピッタリなのですが、Mの重量は1300g以下と、フルフェイスヘルメットとしては異例の軽さです。そして帽体が通常のフルフェイスに比べると小さいので、マッチ棒になりにくいです。一つ欠点を挙げるとするならば、デザインと小さいを重視するあまり、密閉度が低いです。つまりバイクに乗っている時に、風切り音が大きく、インカムの音が少し聞こえにくいのです。

SHOEIのヘルメットは楽天やYahooなどのネット販売では少し高いのですが、某バイク用品では58,000円(税込)で販売されています。Webikeも量販店と同様の価格設定ですが、ネットで買うなら割引もあるのでWebikeがオススメです。

Webikeでグラムスター/ビバークを見る

A-2. SHOEI・グラムスター/リザレクション・ブルー

A-1と同様のSHOEIグラムスターのリザレクションモデルです。おそらく2年ほど前から販売していると思うのですが、今だに欠品しているお店があるくらい人気のヘルメットになります。リザレクションのカラー展開は、ホワイト・ブルー・ブラックの3色です。デザインは、縦に3色のラインが筒を囲むように入っており、ビンテージ感を際立たせています。カフェレーサーやクラシックバイクにベストマッチしそうなデザインですね。スペックは前述のグラムスター・ビバークと同様になります。

Webikeでグラムスター/リザレクションを見る

B. ARAI・ラパイドネオ / ピスタ・ブラック

SHOEIと並び、日本2大ヘルメットブラントであるARAIがリリースしているクラシックライン、ラパイドネオ。その中で、カフェに合いそうなグラフィックモデルのピスタを選びました。単色カラーではなく、グラフティーアートのようなピスタのデザインに惹かれました。このラパイドネオは、ビンテージな見た目ながらSNELL規格 & MFJ公認ヘルメットで、安全性は申し分ありません。安全性が高いと言うことは少し重い(1520g)のですが、風切り音はほとんど気になりません。安全性と静かさを重視するならラパイドネオで間違いないかと思います。

C-1. BELL・ブリット/コマンド

続きまして米国メーカーBELLから、”世界一美しいヘルメット”と称されるブリットをチョイスしました。ブリットを買うなら、BMWの青・ドゥカティの赤が入ったヘルメットが欲しいと思っていた所、コマンドを見つけてしまいました。コマンドは白青赤のトリコローレカラーのコントラストが美しく、ネオレトロな雰囲気を醸し出しています。そしてブリットは、シールドが大きく視認性が良いので、ジェットヘルメットとフルフェイスの間に位置付けできると言われています。

BELLブリットは正規輸入品がないので、一般的にはバイク用品店には売っていません。購入したいなら、並行輸入品を扱うパインバレーやネットショップ、もしくは海外通販になります。

パインバレーのBELLヘルメット販売ページはこちら

C-2. BELL・ブリット/ バラクーダ

前述のBELLブリット・コマンドのカラー違いのモデル、バラクーダ。このモデルはブリットには珍しくアシンメトリー(左右非対称)デザインで、向かって左がブルー・右がレッドの模様が入っています。ベースカラーはホワイトですが、全体的ににラメが散りばめられており高級感がのあるヘルメット仕上がっています、

BELLブリットの重さですが、M・Lサイズで重量が約1426g。グラムスターより重く、ラパイドネオより軽いですね。他にブリットには様々なデザインやカーボンモデルもありましたが、カラーが気に入ったC-1、C-2の2つに絞ることにしました。

D. Premier・Trophy Carbon

最後に選んだのは、日本ではマイナーブランドなイタリアのPremierからトロフィーカーボン。写真を見てもわかるように、かなりネオレトロでカッコいいヘルメットです。今まで3年近くバイクに乗っていますが、Premierのヘルメットを被っているライダーさんにまだ出会った事がありません。なんせ70〜80年代のデザインが現在に蘇ったようなプレミアのヘルメットはスペシャルな感じがします。しかもこのトロフィー・カーボンの重量は何と1190gでSHOEIのグラムスターよりさらに100g軽いみたいです。

2. どのヘルメットにするか?

SHOEIグラムスターとARAIラパイドネオに関しては、バイク用品店に何度か足を運んで実物を見て、数回試着をしました。まずグラムスターですがデザインは申し分なく、軽くて被り心地もGoodです。もうグラムスターにしようと5回ぐらい思ったのですが、気になるのは密閉度と音でしたね。ご存知の通り私のBMW・R100RTはワンオフマフラー仕様で、かなり爆音です。おそらくグラムスターを被ると、友人とインカムで話す音は聞こえないだろうと思いました。それならARAIラパイドネオが最適なのですが、ラパイドネオは少し重たく・閉塞感があり、少しイメージが違う感じがしました。

それでは残ったのがBELLとPremierですが、双方とも試着すらできるところがありません。Premierに至ってはネットのレビューすらほとんど出てきません。その点BELLブリットは、国内正規輸入品がないにも関わらず、被っている人が多いのでネットでインプレや納ヘル動画も出てきました。それを見てやっぱりBELLブリット美しいし憧れだし、欲しいなぁと思うように洗脳されてきました(笑)

BELLブリットに決めるにおいて、問題となるのはサイズ感です。試着できるところが横浜のパインバレーさんぐらいなのですが、わざわざヘルメットを試着しに熊本から横浜にはいけません(汗)セオリーで行けば、BELLは日本サイズの一つ上を選べと書いてあるので、自分の場合はLになります。それからコマンドとバラクーダのLサイズが売ってないか、ネットショップやヤフオクをチェックしていました。中々Lサイズの値頃なものが出てきません。

パインバレーさんのネット販売なら、サイズが合わなければ交換1回無料サービスがあったのですが、海外通販の方が断然安いし迷っていました。そんな中、パインバレーさんのHPをしっかり読み込むと、MとLは帽体が一緒で中のパッドが違うだけと書いてあり、且つパインバレーにはLのパッドも販売していました。海外通販でMを購入してみて、もしサイズが合わなければLのパッドを追加で買おう思いました。ついに旅を終えて、BELLブリットに決めました!!

3. FC Motoで注文

ついに気は熟しました。久しぶりの海外通販でバイクグッズ購入です。ブリットのコマンド(C-1)にするかバラクーダ(C-2)にするかは、洒落たアシンメトリーのデザインを持つバラクーダさんに軍配を上げることにしました。

FC Motoはドイツのバイク系通販会社で、ヨーロッパ製品の品揃えは世界有数だと言われています。(まあBELLはアメリカメーカーですが笑)日本に正規で輸入していない商品を買う場合であったり、量販店などよりも少しリーズナブルに購入したい場合は、重宝するサイトです。インターネットで検索するとFC Motoはすぐ見つかりますし、翻訳機能もしっかり備わっているので、英語がわからなくても日本語で注文が可能です。

トップからBELLブリットを検索するとこんな感じです

ブリットの種類が豊富で、バイザーやアクセサリーも多数あります。嬉しいのはセール品があること、クーポンコードを入力すると少し安くなることですね。欠点は、サイズ切れが多い事です。それではお目当てのバラクーダのページへ行きます。

私が先日Mサイズを購入したので、今はSサイズしか残っておりません。セール対象で30%OFFの¥50,000になっています。私が買った時はMサイズが¥48,000でした。それにゴールドのバイザー¥7,000を追加購入し、DHLの送料が¥4,000だったので、合計¥59,000でした。ネットショップやパインバレーで購入すると、ヘルメットが¥64,000〜68,000+バイザーが¥8,000だったので、だいぶリーズナブルに購入することができました。

4. BELL・ブリット / バラクーダとのご対面

注文してから待つこと2週間経過した頃だったでしょうか。配達員さんが自宅に商品を持ってきてくれたのですが、関税¥3,200を支払う必要がありました。以前同じFC MotoでAGVのK5を購入した時には、関税の支払いがなかったのですが、どういった基準で関税がかかるか、それがいくらなのかは正直分かりません。なのでゴールドミラーシールド込みでブリット・バラクーダを、合計¥62,200で購入したことになりました。FC Motoなどの海外通販で購入される際は、関税がかかるかもと考えておいた方が良いでしょう。

そしていよいよ開封の儀です。シールドはクリアとブラック、追加購入したゴールドミラーの3枚が同封。あとは赤いBELLの袋と、ヘルメット本体が入っていました。第一印象は、写真で見るより5割り増しでカッコいいですね。ゴールドシールドを装着して被ってみましたが、ワンサイズ上を買わなくてもMサイズでも自分は被れるサイズ感です。(私はSHOEIやARAIならMサイズがぴったりです)

そしてこの左右で赤と青の顔を持ち、散りばめられたラメが印象的なバラクーダさん、ガッツポーズが出るくらい最高でした。そしてゴールドミラーのシールドを装着すると、より洗練されたデザインのヘルメットになり大満足です。海外通販は少々手間と時間がかかりますが、比較的安く日本で販売されていないヘルメットが手に入るので、オススメです。

☆BELLブリットはアメリカ・ヨーロッパのヘルメットDOT規格/ECE規格適合のヘルメットですが、日本での二輪車安全規格であるSGやPSCマークはありません。(並行輸入品は皆そうです)あくまで装飾品としての扱いという名目なので、自己責任で使用ください。しかしながら本国ではDOTやECEも厳しい検査基準なので、比較的安心して使用できることでしょう。

5. 最後に

今回は「ヘルメット探しの旅」に出て、FC MotoでBELL・ブリット / バラクーダを購入するところまではお届けしました。ヘルメットを悩みながら選ぶのは、実はライダーにとって楽しい時間です。そして納ヘルして、ヘルメットを被ってバイクで走るのは至福のひと時ですよね。ついついビルの窓やミラーに映る自分と愛車を見てニヤリとします、私は(笑)しかしながらBMW・R100RTの為に購入したブリットは、愛車が入院中の為にまだ公道デビューできておりません。早くブリット被ってR100RTに乗りたいと思っていたら、昨日バイク屋さんから”直ったよ”と連絡がありました。いよいよ「出川哲朗の充電させてもらえませんか」大型バイク編を卒業できるのかと思うと、喜びもひと塩です。また復活しましたらレポートさせて頂きます。

出川哲郎の充電させてもらえませんか by 大型バイク編は↓

ヘルメットに関する過去の投稿は↓

1件のコメント

  1. ピンバック:カフェレーサーに似合うヘルメット6選 - Imported motorcycle Lovers

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