デニムラバーの皆様、今日も元気にデニム履いておりますでしょうか?更新がしばらく滞っておりましたが、GWも終わった5月中旬、そろそろポストを更新しようと思います。九州地方は、革ジャンを着るのに最適なシーズンと思っていたらそれもすぐに終わり、日中はGジャンでも暑いと感じるくらいの陽気です。5月に気温30℃超えてくるとは、この先地球の気候はどうなってしまうのでしょうかと心配になります。そんな温暖化を肌で感じる5月、Gジャンより生地が薄くて着やすい「カバーオール」に今回はスポットライトを当てていこうと思っています。実は持ってそうで持っていなかった「カバーオール」、熊本の某ジーンズショップで実物を見て即購入を決めました。今回はカバーオールの歴史やブランドを学びつつ、購入したTCBのカバーオール「Cathartt Chore Coat 」のインプレッションしていきます。ご興味のある方は、どうか読み進めて下さい。

・カバーオールとは?
デニムのGジャンや大戦モデルは、幾度となく当プログでも紹介していますが、カバーオールに関してはこれまで触れたことはありませんでした。カバーオール (coverall) とは、直訳すると ”全てを覆うもの” という意味で、服の上から着てダメージや汚れから守る作業着のことです。オーバーオールと混同されることがありますが、カバーオールは上着のみ、オーバーオールは上下繋がっているモノを指しています。


そして現在におけるカバーオールは、ファッションには欠かせない存在になっていますが、下記のような特徴があるアウターです。
・丈夫な素材:デニムや厚手のコットンを使用
・ポケットが多い:作業中、工具や小物を入れる為
・ゆったりしたシルエット:作業しやすいように
・着丈はやや長め:一般的にGジャンより長く、太ももにかかるくらい
このようにワークウエア的な特色のあるカバーオール、実は誕生したのは19世紀と、とても長いヒストリーがあります。次章からはカバーオールの歴史について触れていきたいと思います。
・カバーオールの歴史とブランド
カバーオールが誕生したのは19世紀、産業革命後のアメリカやヨーロッパと言われています。主に鉄道・炭鉱・農業従事者の作業着として作られました。前述の通り、ダメージや汚れなどの全てからインナーを守る上着として「カバーオール」と名付けられました。そしてこの時期に、リーバイスやLeeなどのデニムブランドから、耐久性のあるワークウエアとしてカバーオールが作られました。
20世紀に入って、現在のカバーオールの形が確立されていくことになります。ゆったりしたシルエットに大きめのポケットを従え、生地はデニムやダック地(厚手のコットン)などが採用されました。Leeやカーハートといったブランドからカバーオールの定番モデルが確立。中でもLeeの 91-Jは、 “THE Cover All” な逸品と言われています。そして現在に至っては、91-Jを模したレプリカモデルがジェラードをはじめとする多くのブランドからリリースされています。またカバーオールは、米国ではチョアジャケット、ヨーロッパではチョアコートと呼ばれていました。
⬇️Lee 91-J
⬇️JELADO 491J
またLeeと並びカバーオールで有名になったのが “カーハート” 。アメリカワークウエアの雄として、目にすることも多いブランドです。特に下記の写真ような薄いブラウンカラーのジャケットやパンツを見ると、真っ先にカーハートを連想するのではないでしょうか。そして現在カーハートは、ストリートファッションのアイテムとしての絶対的な地位を確立しています。

⬇️カーハートのカバーオール
その他では、ビックベン・ディッキーズなどのワークブランド、LLビーンやラルフローレンなどのストアブランドなどから、カバーオールが長年に渡り販売されてきました。最初は作業着として作られたカバーオールは、100年以上の時を経てファッションに欠かせない、ワードロープの主役になっていったのです。それでは次章から、先日購入したTCBジーンズの「カバーオール」について紹介したいと思います。


・TCBジーンズのカバーオール「Cathartt Chore Coat 」のインプレッション
続きまして筆者が購入したカバーオールについて、インプレしていきたいと思います。当ブログでも度々登場している、日本ジーンズ発祥の地、岡山の「児島」が産んだデニムブランド “TCBジーンズ”。筆者も大好きなデニムブランドから、現在カバーオールが2〜3型リリースされています。その中で私が選んだのは、「Cathartt Chore Coat 」。1920年のヴィンテージカバーオールを参考に作られたのですが、生地は10オンスの合成インディゴを使用し、素敵な色落ちが期待できます。そしてなんとも特徴的なハート型の金ボタンが5つに、前面には4つの大きなポケットが付いています。Gジャンよりも生地が薄いので、初夏までサラッと羽織れるカバーオール、筆者は見た目のキュートさに惚れてこの「Cathartt Chore Coat 」を購入するに至りました。


サイズ感についてですが、筆者の身長177cm 75キロ体型で、サイズ40がジャストでした。TCBのGジャン(50sモデル)はサイズ42を選んできているのですが、カバーオールはゆったりめの作られているのもあり、40でインナーにスエットも着れる感じです。またGジャンより生地が薄いので、内外に様々な着回しができるとアウターだと思います。ちなみに、このカバーオールは10オンス、50sGジャンはジャンは14オンスです。
⬇️TCBジーンズ50sのGジャンに関する投稿
TCBジーンズのカバーオール「Cathartt Chore Coat 」の購入はこちらから
そして現在TCBからリリースされているカバーオールのもう一型が「Cat Head Jacket」。1930年代のDuck Head(ダックヘッド)のカバーオールを参考に制作しています。また左右非対称の胸ポケットや可愛らしい丸ボタンが特徴的です。生地は、筆者が購入した「Cathartt Chore Coat」より少し分厚い11オンスの合成インディゴデニムを採用。こちらのカバーオールも非常にカッコよくて、どちらにしようか迷いに迷いったほどです。しかしながら本物志向のTCBジーンズが作るカバーオール、どのモデルを選んでも正解です!!
・まとめ
ということで今回は、カバーオールの歴史やブランドついて掘り下げ、購入したTCBジーンズのカバーオールをインプレッションしてみました。Gジャンとはまた違った魅力のあるカバーオールを手に入れて、非常に満足しています。そしてTCBジーンズは、当時モノの良さと現在のトレンドをミックスしながら、最高の一品を作ってくれる素晴らしいブランドです。購入して早速バッジカスタムをしてみましたが、今後ピンズやワッペンなどもつけてみて、自分仕様のカバーオールにしていきたいと考えています。また大好きなデニムを使っているカバーオールなので、これからのエイジングが非常に楽しみです。しかしこれから日本列島はどんどん暑くなってくるので、このカバーオールが着れなくなるのは残念ですが・・・(汗)。またエイジングが進んだ際は、ここで紹介していきたいと思っています。

