ライダーの皆様、2023年も早いもので6月になり、1年の半分が経過しました。10日前に九州では梅雨入りし、絵に描いたようなジメジメした気候が続いております。しばらくバイクにあまり乗れないお天気が続きますが、そんな時こそブログ更新に勤しもうと思います。2022年6月にこの「Yone Log for Motorcycle」というブログを始めたので、今月でまる1年が経過したことになります。正直こんなに続くとは思っていませんでしたが、1年間でなんと86投稿することができました。これも一重に読んで頂いている皆様のお蔭だと思っております。計算すると、4~5日に1回ブログを更新したことに(驚)よくそんなにネタがあったなぁと思いますが、バイクにまつわる事由をこの1年間で色々楽しんだ証ですね。今回はいくつかのテーマに沿って、この1年間のバイクライフを振り返っていきたいと思いますので、どうかご購読よろしくお願いします。

愛知からの友人とケニーロードを走りました

1. バイク遍歴

2023年8月でバイク歴がようやく3年になろうとしている管理人ですが、その間、たくさんのバイクに乗らせて頂きました。この飽くなき新しいバイクへの探究力、もしくは1台のバイクに乗り続けられない性分が、ブログを続ける原動力になったと言っても過言ではありません(笑)ここでは華麗なる、いやブレブレな(汗)愛車遍歴を購入順に見ていきたいと思います。尚、①と②の車両に関してはブログ開設以前に所有していた車両となります。

①ハーレーダビットソン・ファットボーイ

2020年8月に大型二輪免許を取得し、初めて乗ったバイクが2017年モデルのハーレーのファットボーイ。ハーレー伝統のV型2気筒空冷エンジン(ツインカム103)の鼓動感が心地よく、トルクフルなマシンでした。シート高670mmのベタベタな足つきと重量350キロの巨体はワインディグを走るのに手を焼きましたが、直線や高速道路を走らせたら無敵でした。またディッシュホイール・2in1のマフラーなどクロムメッキをピカピカに磨く楽しみもありましたね。そして何より私にバイクで走ることの楽しさを教えてくれたのが、このファットボーイでした。約1年間乗りましたが、カフェレーサーに乗りたい思いの方が強くなり、手放すことになりました。

重厚感のあるファットボーイ

②MVアグスタ・ブルターレドラッグスターRR

マスツーでネイキッドやSSと一緒に走る時に、①のファットボーイでは到底ついていけないということで、軽くてクイックネスに曲がるネイキッドバイクを探していました。そんな時にあるYoutube動画で攻撃的なスタイルに度肝を抜かれたのが、MVアグスタのブルターレ・ドラッグスター。京都のMVアグスタ・ディーラーに見にいって直感的に欲しいと思ったのですが、ハーレーとの2台持ちで新車250万円は捻出できず、中古車を探すことに。そして数ヶ月探していると、偶然ネットで関東にある2017年製のブルターレドラッグスターRRを見つけ、遠方から実車を見ずに購入することになりました。

攻撃的なリア周りに惚れて購入したドラッグスター

初めてのスポーツネイキッド・3気筒・イタリア車に戸惑いがありましたが、なんと言っても所有欲を200%満たしてくれる造形美なオートバイでした。そして乾燥重量168キロ・最高出力140馬力のモンスターマシンで走るワインディングが、最高に気持ちよかったことをよく記憶しています。京都から熊本に移住するために減車が必要だったので、9ヶ月間乗って泣く泣く手放しました。今でもドラッグスターで一度サーキット走りたかったと思っています。

③トライアンフ・スラクストンR

大型バイクの免許を取得して色んなバイクを見るようになり、次第にカフェレーサーというジャンルのバイクに惹かれていきました。数あるカフェレーサーの中で、カフェ発祥の地イギリスのトライアンフ・スラクストンが一番刺さりました。そしてとある週末、ツーリングがてら訪れた神戸の中古バイク店にシルバーアイスのスラクストンRがありました。2時間お店で悩んだ末、ファットボーイを手放しスクラクストンを購入することに決めました。

スラクストン at 瀬の本クシタニカフェ(2月に閉店)

ロケットカウル、セパハン、バックステップ、シングルシート、2本出しマフラーなどThe CaferacerなスラクストンRは、見て良し・乗って良しのパーフェクトなバイクでした。ネオレトロな見た目とは裏腹に、足回りにもオーリンズ・ショーワ・ブレンボを採用し、最高出力97馬力のマシンは本当によく走りよく止まります。前傾姿勢に慣れれば、どこへでも行けるブリティッシュ・カフェレーサー、控えめに言っても最高のバイクでした。しかし残念ながらBMW増車の為、2022年6月に手放すことになりました。

④LML・スターデラックス125

熊本に移住した頃、市内の渋滞がひどいのもあり。街乗りできるスクーターを探していました。当初は昔からずっと乗りたかったオールド・ベスパに一択に絞っていたのですが、近所のペスパで有名なバイク屋さんでLMLスターデラックス125をオススメされました。2スト・キャブレーター・ハンドシフト・キックスタートなど、バイク好きには堪らない仕様の鉄スクーターを見て、購入することにしました。125ccピンクナンバーのスクーターなので決して速くはないのですが(2ストなので加速はそれなりに速い)熊本市内の混んでいる道を走っていても、何故か楽しいスクーターです。そしてこのバイクを所有することで、初めてキャブや2ストに触れることができ、バイク経験値もUPしました。

先日初めてLMLでケニーロードを走ってみました

⑤ドゥカティ900SS

カフェレーサー好きになってから、永遠の憧れがドゥカティ・ベベル900SSになりました。しかしながら、バイク初心者にはハードルが高すぎます。ここは段階を踏もうと、名車ドゥカティ900SSを所有してみたくなりました。そしてご縁があって、熊本県内のオーナーさんから900SSを購入することに。ドゥカティ伝統の空冷キャブLツイン搭載の900SSはスパルタンな乗り味で、良くも悪くもドゥカティの荒々しさを体現させてくれた一台でした。最初の1ヶ月は調子良く走ってくれたのですが、色々なところが故障して入退院を繰り返す日々。1998年製造のバイクでしたが、旧車の難しさを学ぶことができました。結局、私自身のお金・時間・バイクの絶対的な知識が足りていなかった為、手放すことにしました。

やっぱりカッコいいカスタムされた900SS

⑥ドゥカティ848EvoコルセSE

丁度ブログを始めた2022年6月に、人生で初めてサーキット走行を経験しました。初めはそこまでハマるとは考えていなかったのですが、2度3度とサーキットを走るとその楽しさに虜になっていましたね。やはりサーキットを走るには、カフェレーサーや旧車ではなく、純粋なスーパースポーツが欲しいと思うように。丁度購入したばかりのドゥカティ900SSが入退院を繰り返していた時期だったので、ドゥカティでリベンジしたい・ドゥカティでサーキットを走りたい願望がありました。パニガーレV4もいいけど、自分にはミドルクラス2気筒の少し古いバイクが丁度いいと考えていました。福岡のバイクショップで、ドゥカティ848EvoコルセSEを見つけて、848のコルセカラーやアップマフラー仕様に惚れ込み購入することにしました。

848で西伊豆スカイラインも走りました

実際初めてのSSバイク、しかも国産SSに比べて乗りにくいスパルタンなバイクでしたが、ワイディングの走りやすさに驚愕しました。(と言っても全然遅いですが・・・)130馬力くらいあるので加速が凄くて、本当によく曲がるマシンで、スーパースポーツの生態を学ぶことができました。ただ、気温が上がってくると油温も上がって股下が火傷するので、革のパンツや耐熱パッドはマストアイテムです。

⑦BMW・R100RT改

カフェレーサー好きのネクストステージとして、欧州旧車のカフェレーサーカスタムにずっと乗りたいと考えていました。しかしながら、凄腕カスタムビルダーが作るカフェレーサーは高額で手が出なかったのも事実です。そんな中、ヤフオクで運命の一台を見つけて必死で落札したのが、このBMW・R100RT改でした。エンジンとタンク以外ほとんど原型のない1981年製BMWですが、至る所に最新のパーツが散りばめられており、これぞ究極のカスタム・カフェレーサーと言えます。

なかなかスパルタンな乗車姿勢のR100RT改

FCRキャブとワンオフマフラーのおかげで、かなり荒々しい走りが楽しめます。にも関わらず空冷のボクサーツインエンジンは安定感抜群です。たった今電気系不良で発電ができない為入院中ですが、走りも見た目も抜群の一台です。早く問題を解決して、カムバックして欲しいです。

2. サーキット走行会

ブログを始めた2022年6月に、初めてスラクストンRで雨の体験走行(HSR;ピレリファントラックディ)を走りました。かなりの雨風だったので、先導者ありの平均速度80キロ走行で、物足りなさだけが残っていました。その1週間後、締め切りが終わっている「ウェルカム走行会」にお願いしてオートポリスを走らせてもらうことができました。オートポリスは国際サーキットで道路幅も広く、全長4.6キロの高速サーキット。広すぎてどこ走っていいかわからない、どうやってコーナーを曲がればいいかわからないなど、初心者すぎて課題しかありませんでしたが、できないことが楽しかったのです。このオートポリスの初走行をきっかけに、次第にサーキット走行にハマっていきます。そしてサーキット走行に不可欠なワンピースの革ツナギ、MFJ公認ヘルメット、レーシングブーツやグローブなども揃えました。そしてサーキット走るには最適のマシン、ドゥカティの848EvoコルセSEを手に入れました。

HSR九州の1コーナーを曲がる848EvoコルセSE

それから2022年はサーキット走行会に5回参加させて頂きました。タイムは伸びているような、停滞しているようなよく分からない感じですが、2023年は課題が克服できるように精進したいです。そしてライスクにも積極的に参加して、ライディングスキルを磨きたいですね。また今年の後半にできれば、サーキットライセンスを取得したいと思っています。

またサーキット走行するようになって、ライダーとして良かったことが2つあります。一つ目は、人との出会いです。サーキットにはバイクが好きな人・スポーツ走行が好きな人が集まってきます。ツーリングとはまた違った感じなのですが、バイクが好きでバイクに詳しい人も多いので、非常に勉強になります。二つ目は、バイクの特性を知ることができます。正直ツーリングメインだった頃は、バイクの各パーツがどのような役割をしているかなんて、あまり考えずにただバイクを走らせていました。サーキット走行になると速度域もツーリングよりは数段上がる為、バイクの知識やメンテナスが不可欠になってきます。特にタイヤやブレーキの特性・使い方は重要で、上手く使えば武器になるし、間違えれば命に関わるかもしれません。総称すると、サーキットを安全に楽しく走る為には「人馬一体」になって走る必要があります。つまり人間的に成長して、マシンのことをよく理解して走ることです。興味のある方は、まずは体験走行からサーキット走行にチャレンジしてみて下さい。

848で初めて走ったオートポリス

3. トランスポーターの導入

バイクに乗り始めてからもうすぐ3年ですが、最初の2年間に比べて、ブログ活動してきた1年はバイクに乗る時間&距離が減りました。バイクから離れたというわけではなく、ロングツーリングする事が減りました。理由の1つ目は熊本に移住し阿蘇という最高の道が近くにあることで、遠くにあまり走りに行かなくなりました。2つ目はトランスポーター(ハイエース)を導入したことです。遠方に行く時はトランスポーターにバイクを積んで移動するため、ロンツーに行くことが減ったわけです。

ハイエースにバイクを積むとこんな感じです

2022年8月にトランスポーターを導入して以来、バイクライフが一変しました。例えば、バイク屋さんに修理や車検整備で行く場合、バイクに乗って行くとバイクを預けるため、帰りは公共交通機関かタクシーで帰ります。熊本は公共交通機関があまり発達していないので、どうやって帰るか非常に困ります(地方であればあるほど、車社会です)しかしながらトランスポーターがあると、バイクを積んでバイク屋さんに行けて、帰りは車で帰ってこれます。

サーキットへ行く時も然りです。サーキット走行には、革ツナギ・プロテクターやヘルメットだけでなく、工具やスタンドなど様々なものが必要です。それらを着て&持ってバイクを運転して行くよりも、トランスポーターに全て積んでいく方が、快適にサーキット場に辿り着くことができます。そしてサーキットを何周も走って疲れた身体で、家までサーキットの服装で帰るのは、すごく疲れます。ハイエースを購入した大きな理由の一つに、車にバイクを積んでサーキットへ行きたいと思ったからです。

このようにバイクやツナギを積んでサーキットに行くことができます

そして最も大きなトランスポーター導入の恩恵を受けるのは、旅ではないでしょうか。バイクに乗って旅するのは、オープンエアーの空気を感じ、非日常感を味わえるので楽しいです。しかしながら、雨・気温の変化だけでなく、疲れもどんどん蓄積してきます。またオイル・タイヤなども長距離のれば乗るほど消耗するし、バイクを手放す際の下取り価格も過走行のバイクほど値段は下がっていきます。トランスポーターでバイクと一緒に旅をすると、好きなところにバイクを下ろしてツーリングすることができます。雨が降ってきたらバイクを積んで、車で走ることだってできます。そしてハイエースのような箱車になると、快適な車中泊も可能です。この6輪(車4輪、バイク2輪)旅は、本当にオススメです。

4. カフェレーサーとスーパースポーツ

管理人は現在、今はスクターを除くとカフェレーサーとスーパースポーツの2台を所有しています。そしてこの2台の組み合わせが最強だと勝手に思っています(笑)特にカフェレーサーの見た目・乗り味が一番好きで、所有欲を十分に満たしてくれています。そしてこれからもずっとカフェレーサーに乗っていきたいです。しかしながら、カフェレーサーは走行性や快適性が決して優れているとはいえません。ワインディングを攻めたい、サーキットを走りたいとなるとカフェよりも俄然スーパースポーツの方が向いています。スーパースポーツは運転だけでなく、いかにも速そうな見た目・エンジン音・空力性能が考えられたフェアリングがたまりません。

2023年5月のガレージ状況

バイクを複数台所有するには置き場所や金額的な問題がありますが、それをクリアできる方には2台持ちは本当にオススメです。そして2台に飽き足らず・・・3台目も欲しいと思っている管理人です。前回の投稿でスラクストンRを手放したので・・・ジムカーナ用250ccかモタードかオフ車なんかもいいなぁと妄想しています。

前述の通りBMW・R100RT改は、現在入院中です。いつ戻ってくるかわかりませんが、停まるかもというストレスなく欧州旧車カフェレーサーに早く乗りたいですね。そしてドゥカティ848EvoコルセSEは、先日車検整備から戻ってきました。しばらくは、ドゥカティSBKスーパースポーツの走りを堪能したいと思っています。2台持ちは、一台入院していてももう一台に乗れるので、控えめに言って最高です。

充電するR100RT改

5. まとめ

こんなバイク達に囲まれて、九州・熊本の素晴らしい環境下でバイクライフを楽しみながら、ブログを書かせてもらっています。これからブログ投稿2年目が始まる訳ですが、バイクを通して様々な体験をして、楽しくて・ためになるブログを更新していきたいと考えております。そしてもっとバイクの歴史を知り、バイクの見識を深めて、成長していきたいです。最後にこんな拙いブログですが、読んで頂いている読者様に、感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございます&これからもよろしくお願いします。

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