最近すっかりレザー沼にハマってきている、管理人のYoneです。2023年5月にBMW・R100RTカフェレーサーを購入してから、服にもこだわったライダーになりたいと思うようになりました。8月に憧れのルイスレザーズ・サイクロンを注文（但し1年待ち）、9月にはファインクリークレザーズ・レオンを手に入れました。革の種類や質・ブランド・歴史などを知れば知るほど、どんどん湧き上がっていくレザーへの探究心と購買意欲。レザージャケットだけではなく、カフェレーサーや革ジャンに似合うレザーアイテムが揃えたくなります。革を使っているものは、レザージャケット以外にも実は沢山ありますよね。しかしながらクローゼットは、沢山のバイクアパレルなどで溢れています。そこで、まずは着なくなった or 着なくなるであろうアパレル関係をネットで販売していくことにしました。そして同時進行で、革ジャンに似合うツールを吟味していきます。今回は、着用頻度が減ったバイクアパレル類を売却し、新しレザーの相棒たちを迎え入れるという、SDGsなテーマでお届けしようと思います。
1. 着用頻度が減ったアパレルたちの旅立ち
2020年8月に大型免許を取得し、バイクに乗り始めた私は、実に大型バイクに6台を乗り継いできました。ハーレーに始まり、MVアグスタ、トライアンフ、そして現在のドゥカティとBMW。その度に、そのバイクに合うアパレル類を購入し、バイクに乗ることを楽しんできました。バイクディーラーでアパレルを購入したり、バイク系ブランドの服を選んで着ていましたね。しかしバイクのメーカーや系統が変わるたびに、それらのアパレルは着れなくなる or 似合わなくなることが日常でした。そしてカスタムを施したBMW・R100RTを手に入れたのを機に、バイクに乗るアパレルにもこだわりたいと強く思うように。新しいアパレルを迎えるためには、以前のアパレルを旅立たせることが不可欠でした。しかしまだまだ現役で使えるアパレルばかりなので、メルカリに出品して、次のオーナーさんを探すことにしました。
・カドヤ（KADOYA）
ライダーに寄り添った浅草発祥のブランド「カドヤ」の商品は、我が家のクローゼットに沢山ありました。まだ着ているものもあったのですが、断捨離のつもりで大半を放出することにしました。
昨年よりフルマラソンの為に運動するようになって、体型が変わり、サイズが合わなくなったモノが多数。また、買った時にピークを迎え、ほとんど着用しなかったモノもあります。メルカリは売れるのに少し時間がかかりますが、本当にその商品が欲しい人が購入してくれるので、改めて良いマーケットだなぁと思います。売れるスピードを取るならヤフオクをオススメしますが、プレ値が付いているもの以外はどうしても売値が安くなってしまいますね。私の持っていたカドヤ製品は、バイク好きな新しいオーナーさんのものに旅立っていきました。お買い上げ、有難うございました。
・サイズが合わなかった革ジャンたち
まず9月の当ブログでも紹介したY’2レザーのシングルジャケット（今年9月にヤフオクで購入）ですが、革シャンしたにも拘らず、やはりサイズ感がしっくりきませんでした。サイズが小さく感じる革ジャンは、着用しなくなってしまうので、不本意ながら放出することに。その点で言うと、昨年買った666のダブルライダースも同様です。サイズの合わない革ジャンは、次のオーナーさんに可愛がってもらうのが一番です。損をすることなく、購入してもらえたので有り難い限りでした。
Y’2レザーを購入した投稿はこちら↓
2. オシャレは足元から
・BULTBUCKの269（エンジニアブーツ）
オシャレは足元からとよく言いますが、まさに欲しかったオシャレなブーツを手に入れることができました。ネオクラシックバイクに合うエンジニアブーツ7選でも紹介させてもらった、BULTBUCKの269を中古で購入することができました。
エンジニアブーツの回↓
BUILTBUCKのブーツは人気で、そこまで数量を作っていないのもあって、新品でもすぐには買えません。現在は注文も受け付けていない状況でした。そんな中、メルカリで状態の良さそうな269を見つけました。少し値段交渉をしましたが、絶対にBUILTBUCKのエンジニアは履いてみたい、革ジャンに合わせたいと思っていたので、即決しました。そして数日後、待ちに待った269が到着。箱を開けた瞬間、ドレスシューズのような細いトゥとシャフトに、改めて一目惚れしてしまいました。踵がかなり減っていた為、すぐに靴の修理屋さんに持ち込み踵を張り替えることに。直しに出して１週間後、269が戻ってきたので、ピカピカにメンテして試着してみました。
それはそれは、芸術品のような美しいブーツ！！他のエンジニアブーツよりストラップが長いのがビルトバックの特徴です。バイクのギアチェンジで傷つけるのは少し気が引けましたが、開き直ってガンガン履いてエイジングを楽しむことにします。ブーツインした着用画像など貼っておきます↓
・SLOW WEAR LIONのエンジニアブーツ
そんなカッコ良すぎるBUILTBUCKの269ですが、１つ欠点がありました。シャフトが細いのもあり、靴の脱ぎ履きに大変時間がかかります。そこでもう一足、脱ぎ履きが容易で気兼ねなくガンガン捌けるエンジニアを探すことに。そこで注目したのが、SLOW WEAR LIONと言う日本産ブーツメーカー。日本人に合う木型を使い、脱ぎ履きしやすいようにサイドジッパーがついています。ネットで色々検索しましたが、新品は人気でどこにもサイズが合うものがありません。メルカリで、サイズ27センチのダークブラウンのエンジニアが、12000円で出品されていたのですぐ購入しました。落札してから数日後、ブーツが到着。値段相応のクオリティを想像していたのですが、使用感はあるものの期待以上のエンジニアでした。いい感じにエイジングされたブラウンのブーツは、茶ダブルのライダースにはベストマッチしそうです。
2,3回履いてみると若干サイズが大きく、中で動いてしまうので、インソールをもう一枚入れることに。インソールをアマゾンで購入し、入れてみると中で動くこともなく足にぴったりフィット。靴を買ってハーフサイズ大きいなと思ったら、是非ともインソールを試してみて下さい。
そしてもう一つサイズ調整できるのが、靴下です。トイズマッコイからリリースされているブーツ用靴下を試してみましたが、滑りにくくてフィットするのでこちらもオススメです。
3. いつも身につけれる革「レザーベルト」
革ジャンもブーツも外に出かける時以外は、普段は身につけません。（革ジャンはエイジングの為に、自分は家でも着ていますが）しかしながら革製品の中には、普段からずっと身につけているモノがあるのをご存知でしょうか。その一つはレザーベルトです。ジーンズや他のボトムスを履く時には、必ずベルトをすると思います。そしてそのベルトにもごたわりたいと思い、経年変化を楽しめるベルトを探しました。エイジング（経年変化）といえば、A-1グランプリでお馴染みの天神ワークスです。革ジャンや財布だけでなく、ベルトも作っています。公式HPを確認すると、ベルトは注文して３〜４ヶ月で作ってくれるようです。しかし思い立ったら吉日の私は、すぐに欲しいので中古品を探していました。そしての天神ワークスベルトを、セカストで見つけたので、購入しました。
注文して数日で、天神ワークスのベルトが到着。さすがはステアハイドの栃木レザー、革がずっしり、しっかりしています。バックルも重厚感があり、良い買い物をしたと思わせてくれる一品でした。これからガンガン使って、茶芯を早く出したいですね。
4. そして究極の革ジャン「Fountainhead Leather, Beta」を手にいれる
・GammaかBetaか？
ここからが今回のテーマの本題となります。ファインクリークと共に、革ジャンを探し始めた頃からずっと欲しかった、ファウンテンヘッドレザー (Fountainhead Leather) の一品を迎え入れる準備ができました。とは言っても、ファウンテンヘッドの革ジャンは、海外輸出用に作られているので、国内取扱店はMASPHALTO（東京）・Danny（北海道・帯広）・Mambo（山口）の３店舗のみ。中々実物はお目にかかれないのですが、DannyさんのネットにGamma（シングルライダーズ）ブラウンのサイズ40があるのをを発見しました。お店に連絡してみたところ、現状在庫ありで、ファウンテンの40は自分の体型（身長177センチ、体重74キロ）にもピッタリのようです。
ブラックも良いのですが、ファウンテッドレザーの顔料仕上げブラウンには、どこか気品を感じます。これは運命かと思いましたが、自分の本命はファンテンヘッドのダブルライダース。中でもBetaのデザインがかなり自分好みだったのですが、上記の３店舗にサイズ40の在庫はなく、これから注文しても届くのは1年後とのこと。諦めてシングルのGammaを購入しようかと思っていた矢先に、セカストで中古のBetaブラウンの40を発見しました。かなり悩みましたが、やはり中古のBetaを選ぶことにしました。
・Fountainhead Leatherとは？そしてBetaとは？
ここで革ジャン好きでもあまり知られていないファウンテンヘッドレザー(Fountainhead Leather)について、少し紹介したいと思います。2020年秋冬からスタートした新しいブランドで、通常の生産では行われることのない特殊なアナログ工程を経て、作り上げられるレザーの表情は圧巻です。現在制作されている全ての革ジャンに、ブラックとブラウンの2色をラインナップ。そしてレザーは全て1.5mm厚の茶芯ホースハイドを採用しています。
私が購入したBetaは、レザージャケットの歴史に名を残す1930年代の名品ライダースジャケット「レザートグス(Leather Togs)のラブレア」をモチーフに制作された1着。Leather Togsは、世界で初めてＤポケットスタイルのライダースジャケットを作成したメーカー。左胸に大きなDポケットが特徴的で、各所に小さなスタッズが散りばめられており、こだわりをビシビシと感じるデザインが魅力です。ファンテンヘッドが独自にデザインした腰のベルトも、ナローでそこまで主張しないのが良い感じですね。
注文5日後に到着したBetaは、中古品にも関わらず、ほとんど使用感もなく、サイズもジャスト。逆に1.５mm厚のホースは革が硬かったので、前オーナーは全く着用していないと思いました。肩周りから腕にかけては、ファインクリークより一回り細く作られていますが、全体のフォルムがシャープでカッコいいの一言です。
友人に撮影してもらった、Beta着衣画像を貼っておきます。モデルの表情は相変わらずダメですが（笑）Betaは前を開けても閉めても絵になるダブルライダーズ。同じく購入したSlow Wear Lionのブーツともマッチしています。
5. バイク＆レザーを楽しもう
持っていたレザーたちの旅立ちから始まり、新しいレザーの相棒たちを迎える編、いかがだったでしょうか？希少なビルトバック269＆ファウンテンヘッドのBetaなどを手にすることができて、本当に感無量です。革ジャンに関しては、まだまだピンピン状態なので、これからガンガン着込んで味を出していきたいと思います。そして、手放したレザーたちも、新天地で活躍して欲しいですね。
それともう一つ朗報があります。長い間、入退院を繰り返して愛車BMW・R100RTが、戻ってきました。このバイクにはリチウムイオンバッテリーが装着されているのですが、リチウムイオンの電圧に対応していないレギュレータを付けていた為、そのレギュレータがパンクしていたとのこと。原因がわかったので、リチウムイオン電圧対応のレギュレータに交換してもらいました。そしてドキドキしながら、下ろしたてのBetaを着て阿蘇ツーリングしてきました。結果は、無事生還。阿蘇・草千里で愛車とBetaで記念撮影してもらいました。10月下旬の阿蘇は、秋晴れにススキが靡く最高の景色が楽しめますが、もう革ジャン＆Tシャツで走れないほど寒いです。今後はお気に入りのレザーを身に纏い、BMW＆ドゥカティ・ライフを存分に楽しんでいきたいと思っています。
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