2022年3月某日、ドゥカティ900SSのオーナーとなった管理人。なんせ25年前の旧車ドカティですので、今まで乗ってきたバイク達と勝手が違います。これから旧車ならではの洗礼を受けていきながら、自分自身も成長していければと強く思いました。
900SSとはどんなバイク?
900SSは1991〜1998年に販売されたドゥカティのスポーツバイクです。それまでレース用マシン中心で作ってきたドゥカティが、初めてレースとは関係ないところで大ヒットしたモデルが900SSです。現行のドゥカティと比べるともちろんパワー不足は否めないですが、程よいパワーと程よい軽さを兼ね備えた、”ライトウエイトスポーツ”と言えるでしょう。それではスペックを見ていきたいと思います。
エンジン:空油冷4サイクル、L型2気筒OHC2バルブ
排気量:904cc
燃料供給装置:キャブレター
点火方式:トランジスタ
始動方式:セル
最高出力:73〜80ps/7000rpm
変速機:6速リターン
寸法(mm):全長2030/全幅730/全高1125
シート高(mm):780
タイヤ:Ⓕ120/70ZR17 Ⓡ170/60ZR17
乾燥重量:183㎏
燃料タンク:17.5ℓ
オイル:3.5ℓ
まず、エンジンをかける前に儀式があります。キーを回してアクセルを2、3回あおってエンジンの中にガゾリンを注入します。その後チョークを引いて、クラッチを握りながらエンジン始動。エンジンがかかったらチョークを戻し、3〜5分間はアイドリングします。インジェクションにはない旧車・キャブ車ならではの発車準備です。そしてスタートしてギアを1速2速3速とシフトアップ。4速くらいでエンジンを5000回転以上回すと、パワーバンドに入り気持ちよく前に進んでくれます。80馬力しかないとは到底思えない、Lツインの鼓動感を感じれるバイクです。但し、現代のバイクのようにABSや電子制御がないので、自分の意思で減速しながらコーナーに侵入して、しっかりと体重移動すれば曲がってくれるバイクです。うまく操縦すればよく動いてくれますが、なんせ癖が強く操るのが難しいと感じました。まさに”ライダーを育ててくれるバイク”と言われる所以ですね。
管理人の900SS は、数人のオーナーの手に渡りカスタムされてきたバイクです。ライディングハウスのフルエキゾーストマフラーが入り、TMR(ミクニ)のキャブレターに変えてあるので、ノーマルの状態よりはかなり獰猛です😅 低速域では多少ギクシャクしますが、ワインディングや高速走行では本当に気持ちよく走ってくれます。
本州のバイク仲間へのサプライズ→絶景ロードを走り倒す
2022年3月某日、本州のバイク仲間がフェリーに乗って九州へやってきました。ドゥカティ、BMW、そして管理人が以前乗っていたMVアグスタのドラッグスターが九州上陸。門司港まで迎えにいって、900SSを購入したことを彼らに内緒にしていたのでプチサプライズ💪 水冷トライアンフ乗りが、空冷ドゥカティ900SSを買ったことに、バイク仲間は大変驚いていました(笑)ドッキリ大成功でした💪 気を取り直して、門司から高速に乗って湯布院方面へ。普段乗っているスラクストンと違い、900SSのカウル+風防が風を逃してくれるので、高速道路は非常に走りやすかったです。高速を降り、由布岳から阿蘇方面への「やまなみハイウェイ」を走ります。何故かMVアグスタ乗りが途中ではぐれましたが💦 残ったメンバーで、長者原の標識をバックに記念撮影📷
瀬の本レストハウスで、地元のドゥカティ・ポールスマート乗りの方達とも合流。レアなポールスマートが3台揃うのは珍しいですね。続いてはぐれたMVアグスタ・ドラッグスターともミートできました。その後、大観峰→阿蘇パノラマライン→ケニーロードと阿蘇の絶景ロード・フルコースを満喫。3月の阿蘇は野焼きが終わった後なので、黒く焼けた大地が続き所々に緑が芽吹いており、春を感じさせてくれました。
900SSにプチトラブル^^;
バイク仲間達は、門司から約300キロの九州絶景ロードの数々を堪能できたと思います。次の日は残念ながら大雨☔️で、スケジュール変更し、車で熊本観光しました。そういえば門司から湯布院へ移動中、900SSに1つプチトラブルが起こりました。リアサスペンションのアジャスターを止めてる金具が折れて、タイヤにアジャスターが干渉。その時はタイラップで固定して大事には至りませんでしたが…。このアルミ部品が折れるとは、恐るべしドゥカティの振動💦 そしてこのトラブルが序章に過ぎなかったことを、この時は知る由もありませんでした。
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