LLC MtgにBMWのR100カフェレーサーで参戦

ライダーの皆様、今日も元気にカフェレーサーに乗っていますでしょうか？筆者は、年初こそ腰痛や怪我もあり、カフェレーサーすることができませんでした。時は経ち春が到来し、バイクも自分の身体も復活してきたので、BMW・R100カフェレーサーに乗れるように。やっぱりカフェレーサーは最高ですね。

当ブログでは、カフェレーサーとはどんなバイクなのか何度が言及していますが、ここでも簡単に紹介したいと思います。カフェレーサーとは、カスタムバイクの概念を指します。詳しくは過去の投稿↓をご覧下さい。

”カフェレーサー”とは？ 〜History&Style〜

＊カフェレーサーの概念

❶マフラー：円筒形で後方へ水平に伸びているタイプ。

❷燃料タンク：とにかく細くて長いもの。

❸シート：車体後方寄りに配置されたソロシート。シートの後方に丸い盛り上がりがつくもの。

❹ハンドル：ハンドルバーが低くて狭いもの。セパレートハンドルやコンチネンタルハンドルが主流。

❺ステップ：より伏せた状態で走りやすいように、バックステップが主流。

❻カウル：カウルレスもあるが、ロケットカウルやビキニカウルをつける場合もある。レースっぽくフルカウルも有。

❼その他：公道でも走行できるように、灯火類やスタンドは付けている。エンジンや駆動系の改造はあまりしない。

以上が一般的なカフェレーサーの概念なのですが、考え方は多種多様になっている昨今、自分でお気に入りのカフェレーサーを作っていけば良いと筆者は考えています。そんなカフェレーサーに乗っている、もしくはカフェレーサーが大好きな人達が集まるイベント「LLC Mtg」の第３回目が、5月25日（土）に”伊勢パールロードの海人テラス” で開催されました。LLCとはLook Like Caferacerの頭文字をとったもの。SNS上で以前から気になっていたのですが、九州からBMWで初参加してきました。ということで今回は、「LLC MtgにBMWのR100カフェレーサーで参戦」と題して、ミーティングの模様をレポートして行きたいと思います。

・フェリーを使って九州から関西へ

この一年関西に帰っていなかったのですが、5月25日にLLC Mtgがあると聞いて、他の予定も入れてスケジューリング。友人に会う、京都の歯医者でインプラント治療、ツーリング、お買い物など。九州から81年生まれのバイクを運転して関西に行くのは心許ないので、今回はハイエースでトランポすることにしました。そして最近めっぽう体力が落ちてきているので、北九州・新門司港から大阪・南港までは名門大洋フェリーを使用。フェリーは揺れるのもあり少々寝心地が悪いですが、ガソリンや高速料金を使わずに、目的地に到着できるのはありがたいです。

そこでフェリーと自走（高速使用）の料金シュミレーションしてみました。

・大阪→京都→奈良へ

大阪南港に到着したのは早朝5:30。ここから京都に向かいます。下道を約50km走ると、京都市内に入ります。京都では先輩に会ったり、歯の治療をしたりしました。先輩の車は70年代のシトロエン２CV、とにかく可愛かったです。

京都で用事を済ませた後に、奈良に向かいます。丁度晩飯どきだったのもあり、無鉄砲本店（京都・木津市）に寄りました。無鉄砲は京都で人気のラーメン店なのですが、平日の夜だったのでそこまで並ばず食べることができました。濃厚な豚骨スープにちぢれ麺が絡み、大変美味しく頂きました。お腹も満たされたところで、奈良の友人宅を目指します。久しぶりの再会を果たし、２回目の夕食を食べて就寝。

・西名阪〜伊勢自動車道〜伊勢パールロード

翌朝早めに起床し、トランポからR100を降ろします。実はこのR100、関西初上陸です。そして友人のバイクBMW・RnineT Racerとは初対面です。BMWの新し目のバイクの中で、唯一ノーマルでカフェレーサーしているのがこのRnineT Racer。しかも友人のバイクはブラックに白ラインのオールペン塗装。かなりいい感じに仕上がっています。晴天の中、2台での記念撮影を終え、奈良を出発。名阪国道を通り、伊勢自動車道からLLC会場のある鳥羽へ向かいます。

名阪国道の工事による1車線規制もなんとかクリアし、伊勢自動車道へ入りました。風が強い日でしたが、比較的道路は空いており、気持ちよくR100を走らせることができました。高速を降り鳥羽市内に入ると、程なくして伊勢パールロード入り口に到着。パールロードのワインディングを気持ちよく走っていた最中にアクシデントが起こりました。一人の警察官が交通整理をしています。聞くところによると、ここは通行止めだから引き返しなさいとのこと。警察官は、詳しいことは言えないが事件が起こったから、ここは通れないと一点張りです。バイクを脇に止め、友人とグーグルマップを見ながら他の道を探すことに。するとカフェレーサーが1台、2台と同じように止められています。彼らもLLCに参加するライダーさんでした。抜け道を探しながらも、ここまで来てLLC会場に行けないのか？と頭をよぎりました。すると止められてから20分経った頃だったでしょうか。警察官から通行止め解除の指令がありました。良かった、これでLLC会場に行けると胸を撫で下ろしながら、先を急ぎます。

・LLC会場到着

通行止めのおかげで、MTG開始の11時には間に合いませんでしたが、無事にパールロードの海人テラスに到着。すでにカフェレーサーが30台以上集まっていました。MTG関係者に誘導され、R100を駐車します。R100のサイドスタンドが傾きすぎなので、センタースタンドでいつも止めるのですが、まあまあな重さです。そんなワンシーンを写真に収めてもらっていました。↓

バイクを駐車したところで、主催者さんを探します。SNSでバイク（スラクストン）は知っているのですが、会ったことがないので顔がわかりません。周りの人に尋ねて、ご挨拶をしました。他にもSNS上では繋がっているけど、実際初めて会う人ばかりでしたが、カフェレーサーを介してだと会話は自然と弾みます。集まっているカフェレーサー達は、それぞれオーナーさんの拘りを感じる、Coolなバイクばかりでした。メーカー別に言うと、主催者・副主催者さんがスラクストン乗りと言うこともあり、トライアンフが多かった気がします。国産はヤマハとカワサキ、輸入車はドゥカティ、BMW、ノートン、モトグッチ、ビューエルなど。そんな中、筆者の愛車はベースがBMW旧車ということもあり、沢山のライダーさんから興味を持って頂きました。R100のメーターはどこにあるのか？灯火類はどうなっているか？マフラーの取り回しが個性的すぎるなど、質問攻めや驚きをお届けすることができました。

・LLC会場で見たカフェレーサー達

LLCに参加しているすべてのバイクはもちろんのこと、ライダーさんのファッションもカッコよかったですね。やっぱりカフェレーサーに跨る人はお洒落でした。あまり顔は移せないのですが、気になったカフェレーサーを中心に、いくつか頂いた画像を貼っておきます。

＊沢山の素晴らしい写真と撮って頂き、ありがとうございました。

カフェレーサーを見ながら、拘りのカスタム談義をしたり、バイクに跨らせてもらったり、非常に楽しい濃密な時間を過ごさせてもらいました。SNSで繋がっている人たちとリアルな交流ができたことや、新しいライダーさんたちとも繋がれたことは、至福の喜びでした。この場を借りて、LLCを開いてくれた主催者さん、参加されたライダーさん、ありがとうございました。また来年も参加できたらと思っているので、今後ともよろしくお願いします。

・奈良の針テラスへ

LLC会場を後にし、奈良へ戻ります。道中でお昼ご飯を食べたり、道の駅に寄ったりしていたので、奈良に着いた頃には辺りは薄暗くなっていました。友人が針テラスに寄ろうと言っているので、久々に訪れることに。針テラスとは、名阪国道沿いにある道の駅なのですが、とにかくバイクが沢山集まることで有名です。針テラスに着いたのは夜の7時半でしたが、それでもまだ多くのバイクが止まっていました。偶然ノーマルに近いR100乗りの方とお会いし、旧車BMW談義に花が咲きました。こういった旅での出会い、バイクを介した会話が、バイクに乗ることの醍醐味でもあります。そんな針テラスの夜でしたが、一日BMW・R100に乗ってトラブルなく、帰って来れたことにホッとした1日でした。

・最後に

今回の投稿は九州から本州に移動して、「LLC MtgにBMWのR100カフェレーサーで参戦」ということでしたが、如何だったでしょうか。大好きなカフェレーサーを沢山見れて、オーナーさんと色々話ができて、本当に楽しかったです。また来年も参加できるように、カフェレーサーしていきたいと思います。そしてBMW・R100で初めての本州上陸、奈良から伊勢まで走りましたが、トラブルなく帰還できました。LLC MTGだけでなく、道中でライダーさんにR100を見てもらって、彼は人気者でした。どこかで筆者のR100を見かけたら、是非お声がけ下さい。次回の投稿は、マスツーでなんとR100カフェカスタム車が4台集結したという内容でお届けしたいと思います。乞うご期待下さい。ここまでご購読ありがとうございました。

九州のカフェレーサーMTGの投稿↓

GWはカフェレーサーMTGと鉄馬レース観戦