ライダーの皆様、今日もカフェレーサーに乗っていますでしょうか?4月下旬現在の熊本・阿蘇は、革ジャン&カフェレーサーで走るには最高の気温(20℃前後)です。そんなツーリング日和な天候なのですが、管理人の中ではカスタム欲がフツフツと湧いてきています。そして海外カフェレーサー勢のイカしたインスタを見ては、こんなカスタムしたいなぁといつも妄想する日々です。今回は、私がガチでカフェレーサーをカスタムするなら、ぜひ採用したいパーツを紹介(いや検討かな?)していきたいと思います。ご興味のある方、ご購読よろしくお願いします。
トライアンフ・スラクストンのカスタム
現在所有している私のカフェレーサーは、トライアンフのスラクストンR。先代のスラクストン900は、ボンネビルをベースとして、メーカーが作ったカフェレーサーでした。(エンジンは前期が空冷、後期が水冷)2016年にその後継機としてスラクストン / スラクストンRが発売されます。特にスラクストンRは、リアサスにオーリンズ、ブレーキにブレンボを採用するなど足回りを強化し、見た目はネオクラシックでありながら走れるカフェレーサーとして、最高出力97pcを誇るバイクに仕上がっています。
そんなスラクストンRですが、メーカー純正の状態である程度完成されている車両だということもあり、実はカスタムしにくいバイクです。自分が行った主なスラクストンRのカスタムといえば、
・フェンダーレス化
・マフラー交換(スリップオン)
・バックステップ(baby face) に変更
ぐらいでしょうか。。過去にスラクストンRのカスタムVol.1 と 2をアップしたのですが、その後のカスタムが続きませんでした・・・。よかったら下記の投稿もご購読下さい↓
インスタでよく見る海外勢のように、フレームを切ったりワンオフのフルエキマフラーを採用しているカスタム・スラクストンには、国内では遭遇したことがありません。適合パーツが少ない事などからも、おそらくカスタムしにくい車両なのだと思われます
しかしながら、一度きりのバイク人生、唯一無二のカスタム・カフェレーサーに乗りたいと思う気持ちが、日増しに強くなってきています。残念ながら管理人はお金持ちの芸能人ではないので、コストを意識しながらこの世に一台しかないカフェレーサーを作りたいと考えています。それがスラクストンでやるのか、はたまた違う車両なのかは今のところ分かりません。コンセプトを挙げるとすれば、高性能なパーツで走れるカスタムカフェレーサーにしたいです。そういった趣向を踏まえて、パーツを選んでいきたいと思っています。
それではカフェ・カスタムに採用したいパーツ8選を詳しく見ていきましょう。(あくまで個人の妄想です・・・)
1. オーリンズ 〜サスペンション
走れるカフェレーサーに高性能サスペンションは必要不可欠なパーツです。ここには、カフェレーサーに関わらずみんな大好きオーリンズを選びたいですね。しかしながら私も含めて、オーリンズってどんなメーカーなのか分かってなかったりしますので、少し勉強したいと思います。
オーリンズは1976年にスウェーデン・ストックホルムで創業されたサスペンション・メーカーです。40年以上Moto GPから全世界50ヵ国以上の国で行われているレースをサポートすることにより培った技術力と、スウェーデン本社で設計から製造まで一貫して行なっていることにより、世界でもっとも優れたサスペンション・メーカーとして、バイク業界に君臨し続けています。
やはりレースによって進化したサスペンションの最新技術に、我々一般ライダーは恩恵を受けているわけですね。オーリンズが他メーカーより優れている点は、500種類以上ある豊富なラインナップ・調整範囲が幅広いこと・高性能で耐久性にも優れていること・ゴールドカラーに象徴される外観美といったところでしょうか。
それでは次に、サスペンションの役割についても簡単に触れておきたいと思います。サスペンションとは、足回りに取り付けられたサスペンションアーム・スプリング・ダンパー(ショックアブゾーバー)から成り立っています。高い最高出力・最大トルクを発揮するエンジンを積み、優れたトランスミッションを設定したバイクであっても、それがそのまま走行性能へ生かされるわけではありません。エンジンやトランスミッションを利用し、いかに正確に駆動力を路面に伝えるために、サスペンションは欠かせないパーツです。サスペンションは、路面凹凸の吸収や軽減、コーナでの揺れを抑え安全にバイクを走らせてくれます。言い換えれば、サスペンションなしではバイクで走れないと言われるほど、重要なアイテムです。
走れるカフェレーサーには、最強の品質と造形美を持ち合わせたオーリンズを装着して走りたいですね。
2. ブレンボ 〜ブレーキ
サスペンションと並び、バイクにとって重要なパーツがブレーキです。ブレーキには、バイクを止めるだけでなく、さまざまな役割があります。以前に「バイクを支えるブレーキを知ろう!」という記事をアップしたので、そこにブレーキの役割を書きました。興味のある方はあわせてお読みください↓
サスペンションのオーリンズ社同様、ブレーキにも一人勝ちしている「ブレンボ」というメーカーがあります。それではブレンボがどんな会社で、どこが優れているのか見ていこうと思います。
ブレンボは1961年イタリアで創業した、乗用車・バイクのブレーキシステム及びコンポネートの設計・開発・生産を行うパーツメーカー。世界中に拠点を持ち、70ヵ国へブレンボ製品が販売されています。ブレーキにまつわるパーツ(ディスク・キャリパー・マスシリンダー)やホイールなどは、前述のオーリンズ同様、Moto GPをはじめとする世界中のレースで使用されています。それらのレースで培ったテクノロジーを礎にしているブレンボ社は、世界で最も優れたブレーキ総合メーカーとして、バイク業界で君臨し続けています。
私のような素人ライダーには、他メーカーとブレンボの違いが明確にはわからないのですが(少しはわかります)、ある程度腕のあるライダーさんやサーキット常連さんが乗ると、明らかな違いがあるようです。命を守るブレーキですから、高くても優れたものをカフェレーサーには装着したいですね。
3. FCRキャブ 〜レーシングキャブレター
次は燃料吸気装置です。もしインジェクション車ではなくキャブレーター車に乗った場合の話ですが、ケーヒンのFCRキャブレーターを是非とも採用したいですね。以前乗っていたドゥカティ900SSには、ミクニのTMRキャブレターがついていました。最高出力が80馬力足らずの900SSが、TMRキャブのおかげで凄まじい加速力を感じながら走れたことは、今でも忘れられません。一般的にはそのTMRより選ばれることが多いFCRを装着して、カフェレーサーで峠を攻めてみたいものです。
過去の投稿「キャブレターとインジェクションの違い」でFCRキャブのことも少し取り上げています。興味があれば、あわせてお読みください↓
4. モトガジェット 〜メーター
モトガジェット社は、1998年ドイツで創業されたバイクパーツメーカーです。メーターをはじめ、ウインカーやミラーなど非常に質感の高い、ちょっと高級なパーツをたくさんリリースしています。下記はモトガジェット公式ページの画像ですが、近未来感がありながらレトロな味も出している、温故知新なデザインが私のツボにハマりました。
レトロと最新のパーツが融合するネオカフェレーサーに、モトガジェットのメーターはベストマッチだと思いませんか?
5. ケラーマン 〜ウインカー
カフェレーサーをデザインする上で、諸刃の剣になるパーツが灯火類です。昔ながらの大きいウインカー&テールランプも良いのですが、灯火類を目立たなくしてスタイリッシュにするのもありだと思っています。そんな願望を叶えてくれるのがケーラーマンのパーツです。モトガジェット同様にケーラーマンはドイツ発祥の超高品質ウインカー・メーカー。ハーレーダビットソンのオーナーさんが、たまに付けているのを見かけます。世界最小サイズのウインカーは小指の爪くらいの大きさなのですが、光量は基準値クリアしているので車検対応パーツです。
ケーラーマンの採用で、カフェレーサーのお尻まわりをスタイリッシュにまとめたいですね。
6. セパレートハンドル
カフェレーサーを語る上で、欠かせないパーツがセパレートハンドル(通称:セパハン)です。セパハンのメーカーに関してはそこまでこだわりはないのですが、有名なメーカーはトマゼリ(イタリア)、マグナ(ドイツ)、ハリケーン、バトルファクトリーなどでしょうか。かっこいいトップブリッジを作って、せパハンにするとテンション爆上がりです。
7. ワンオフパーツ 〜マフラー&バックステップ
インスタ海外カフェレーサー勢に見習って、マフラー&バックステップはあえてワンオフで作りたいと思っています。投下類を小さくシンプルな見た目にするのであれば、マフラーは少し跳ね上げ気味にしたいですね。私がパニガーレではなくドゥカティ848を選んだのも、アップマフラーが好きだからです。そしてバックステップは、ベビーフェイスなど可変式の市販パーツを選ぶのも一択ですが、あえて削り出しのワンオフ・ステップでいきたいところです。これらの作業に関しては、プロフェッショナルなビルダーさんにお願いして、ベストポジションを探りたいですね。
8. トグルスイッチ
最後の8つ目ですが、ウインカー・ホーン・セル・ライトなどハンドル周りのスイッチ類をトグルスイッチにしたいです。無骨でシンプルなトグルスイッチ仕様のバイクを見て、これはかっこいい&やってみたいと思いました。そこまでお金もかからず、唯一無二感を出せるカスタムです。
まとめ 〜カスタムは十人十色〜
今回は、カフェレーサーをガチでカスタムするなら、こんなパーツ採用したい8選をお届けしました。これ以外にも採用したいパーツはたくさんあるのですが、厳選して8つに絞りました。フレーム切ってスカチューンして、このパーツを装着したら素晴らしい唯一無二のカフェレーサーが出来上がりそうです。いやあぁぁ妄想って幸せで、夢が広がりますね。そしてパーツのことを調べてみて、改めてパーツメーカーさんのこだわりや素晴らしさを知ることもできました。選ばれているバイクのパーツは高価なものもあるけど、その裏には技術者たちの努力の結晶があると思うと感慨深いです。「バイクのカスタムは十人十色」、1つとして同じ車両がないのがバイクの面白いところです。
機は熟した、いでよMy Custom Caferacer!!
といきたいものです。次回さらなる新展開があるかもしれません・・・。乞うご期待下さい。
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