“46worksに憧れて” 購入して半年、BMW旧車カフェの現状

ライダーの皆様、憧れのバイクはありますか?

私は旧車をカスタムしたカフェレーサーが大好物です。中でも46worksの中嶋志郎さんが作るBMWには特に憧れがありました。バイクに乗り始めて1年たった頃、Youtubeで伊勢谷友介氏のBMW・R100カスタム車を見て、あまりのカッコ良さに驚愕したのをよく覚えています。 1970年代の旧車をベースにしながらも、圧倒的な迫力と造形美に目を奪われました。そのバイクを制作したのが46worksと知り、夜な夜なお酒を飲みながら動画を永遠と見ていましたね。今回は前半に「なぜ46worksが作るバイクに魅了されるのか」を言及し、後半は「46works憧れて」今年5月にヤフオクで購入した、筆者のBMW旧車カフェの半年における変遷と現状をお届けしていきたいと思います。

R100RT at 阿蘇・米塚

1. なぜ46worksが作るバイクに魅了されるのか?

❶46worksの中嶋氏とは

46worksの代表 ”中嶋志朗氏” は2001年にユーロモーターサイクルショップ「Ritmo Sereno」を設立。カフェスタイルのBMWカスタムマシンを世の中に広めたビルダーとして有名になりました。その後Ritmo Sereno代表の座から退き、2014年より「46works/ヨンロクワークス」を立ち上げ、八ヶ岳南麓のファクトリーで製作活動をお一人で行っています。カスタムバイク製作とそのメンテナンスを中心としながら、クラシックカーのパーツ製作、またオリジナル・ファニチャー製作も手掛けています。工学部出身であり、又クラシックレースやツインレース等にも多数参戦。理論と実践からなる車両製作を得意としている、日本が誇るカスタムビルダーの一人。(46worksのHPより引用)勿論、数々のカスタムショーで表彰されています。

ホットロッドカスタムショー2023ではKTMカスタム車を展示

❷BMWから依頼されてカスタム?

バイクメーカーは、何年もかけて1台のバイクを開発&デザインする為、基本的にはカスタム車を嫌う傾向にあります。言い換えれば、カスタムとはオリジナルのデザインを変える(悪く言うと否定する)行為。メーカーのデザイナーからすれば気持ちの良いものではない筈です。しかしながらBMWは2014年に、中嶋氏に新しく発売されたRnineTのカスタムを依頼。そして中嶋氏が作ったRnineTカスタムは、世界中で称賛されました。↓

❸代表自らが作ったバイクでレースに出場し、優勝する46works

中嶋氏のカスタムのコンセプトは、見かけだけではなく旧車でどれだけ速く走れるか、これに尽きるようです。その為に自らカスタム&チューニングしたバイクで、毎年行われるLegend of Classicいうレースに参戦。そしてほとんどのレースで優勝を飾っています。カスタムがカッコいいだけではない、走れるバイクを制作する46worksの説得力は、唯一無二です。

❹カスタムバイク制作過程を惜しみなくYoutubeで配信

多くのカスタムビルダーは、完成したバイクを展示会場で披露することはあっても、制作過程はあまりオープンにしたがりません。しかしながら46worksは惜しげもなく、Youtubeに制作動画をアップしています。日本国内だけでなく、海外にもファンが多い為、登録者数も18万人越えの46works・Youtubeは要チェックです。

❺技術とセンスが同居する46works

そんな46worksのYoutubeを見ていると、なんでもワンオフで作ってしまう技術力には脱帽します。カスタムパーツといえば削り出しが醍醐味ですが、普通はホイールハブまでは作りません。しかしながら中嶋さんは、作ってしまうのです。↓メーカーが型出しをして作ったハブに引けを取らない、出来栄えの美しさですよね。

そしてカスタムビルダーに一番必要なものは、センスだと思います。46worksが制作したバイク達を見ていると、センスしか感じません。いやむしろセンスというより、芸術品の域と言えるでしょう。今年の初めに東京都内で個展をやった時にも、バイク5台しか展示していないのに、数多くの人が訪れ大絶賛したとのことでした。私も関東在住なら、是可否でも行きたかったですね。ハンバーグ師匠のYoutubeにその模様がアップされていたので、貼っておきます↓

❶〜❺の説明だけでも、十分46worksが作るバイクが魅力的なことがお分かり頂けたのではと思います。そしてカスタム・カフェレーサー好きなら、バイク人生で一度は46worksのバイク乗ってみたいと思うのは必然ではないでしょうか。

楽天にBELLブリットがない為、Yahooかアマゾンで確認ください↓

2. 憧れで終わりたくない、BMW旧車カフェをヤフオクで購入

しかしながら、BMWの旧車を46worksでフルカスタムしてもらうには総額400〜500万円、結構な資金が必要です。また納期も、人気の46worksさんにはかなりバックオーダーが入っており、オーダーしても数年間はかかるようです。憧れは憧れのままかなぁと思いながらも、BMW旧車カフェに乗りたい一心で、他のBMWカスタムショップを巡ったこともありました。そんな中、今年の4月に衝撃的な出会いをします。以前の投稿でも書いたのですが、ヤフオクでかなりいい感じにカスタムされた1981年式BMW・R100RTを見つけました。前後オーリンズ&旧ブレンボの足回りに、FCRレーシングキャブ、ワンオフのバックステップにシート後方から張り出した2in1マフラーなど、カスタムてんこ盛りのマシン。このスパルタンすぎるバイクを実車も見ずにヤフオクで購入するのはかなり勇気がいりましたが、なぜか迷いなく落札しました。

ヤフオクで購入&納車の詳細は、2023年5月の投稿をご確認下さい↓

ヤフオクでこのBMWカフェを手に入れたのが今年の5月。BSA熊本デポに取りに行った時から、エンジンがかかりませんでした。バッテリーを満充電してツーリングに行っても、放電してバッテリー空になってしまい、レッカーされるか、充電させてもらうかというかなり電気系統に難があるバイクでした。それでも憧れのバイクを手に入れたからなのか、以前乗っていた900SSで何回もレッカーされたからなのか、不思議と落胆はありませんでした。

「出川○朗の充電が必要なバイク(笑)」をご覧になりたい方は、下の過去ポストをご覧ください↓

3. 強化オルターネーターを導入

ライダーさんなら、充電が必要なガソリン車ってどうなのよ?と思いますよね。このままでは安心してツーリングできないので、直してくれるバイク屋を探します。福岡にはアテはあったのですが、旧車でいつ故障するかわからないので、できれば家から近い所が希望でした。そんな中、BMW・RnineTに乗る友人に、熊本のBMWをメインで扱うバイクショップを紹介してもらいました。オーナーさんは元BMWディラーの工場長で、ご本人もBMW・R100RSを所有されています。比較的古いBMWの顧客も多く、旧車に慣れていることもあり、このバイクショップに預けてお願いすることにしました。

バイクショップ曰く、R100シリーズは発電能力が低いので、強化オルタネーター&ジェネレーターを入れる必要があるとのこと。ネットで下記商品をBMWセルフメンテナスで購入して、ショップに持ち込みました。

強化オルタネーター&レギュレーター取り付けの詳細は、下記の投稿の6章にあるので読んでみて下さい↓

4. またもや止まるR100RT→ついに原因究明か?

強化オルタネーター&レギュレーターの導入を終え、これで万全の状態でバイクに乗れます。意気揚々と友人とツーリングに出かけました。しかし、またもやメーターからLEDの赤い光が消え、バイクが動かなくなってしまいます。ショップのオーナーが回収にきてくれましたが、その後詳しく見てもらっても原因がわかりません。発電はしているようなのですが、何故電気が無くなってしまうのでしょうか。ここでしっかりと原因究明しないと、ツーリングにいけないオブジェになってしまうので、もう一度じっくり見てくださいと、ショップにお願いしました。それから数ヶ月経過しましたが、主な原因がわからず途方に暮れておりました。バッテリーがリチウムイオンなのがダメだという話もありましたが、それなら他のビルダーがBMW旧車になぜリチウムイオンを使えるのか、説明がつきません。最悪の場合、バッテリーボックスを作り直して鉛バッテリー導入も考え始めました。

そんな中、藁を掴む思いで、BMWセルフメンテナンスに連絡してみる事に。すると購入したレギュレーターはリチウムイオンの電圧に対応できていなくてパンクしていることが発覚。リチウムイオンに対応しているドゥカティ用のレギュレーターを送ってもらい、取り付けることになりました。エンジンをかけて走ったところ、なんだかいけそうな予感がするフィーリング。これは大いに期待が持てそうです。

5. 阿蘇の草千里に初めて降り立ったBMWカフェ

何度も何度も止まってきたR100RTだったので、阿蘇の山方面に行くのは敬遠していました。というのも阿蘇パノラマラインやミルクロードには民家もほとんどないため、充電スポットがありません。レッカーを呼んでもいつ到着するかわかりません。ですが今回は問題解決したとのことだったので、初めて阿蘇の草千里を目指してBMW・R100RTを走らせてみました。また止まらないかとドキドキしながら初の阿蘇登頂でしたが、無事草千里に辿り着くことができました。丁度お天気も最高で、草千里で記念撮影。長かった連敗街道を抜けたプロ野球チームのように、清々しい気持ちでしたね。

それから10回くらいツーリングに出かけましたが、今のところ問題なくBMW旧車カフェは走っています。そしてツーリング先では注目される存在になっており、ようやく思い切ってこのバイクを購入して良かったと思えるようになりました。旧車なのでまだまだ色々なことが起こると予想はしていますが、これからBMWカフェと共に色々な所に行きたいですね。

6. 旧車BMWカフェに乗るということ

今回は前半には「憧れの46works」について、後半は愛車BMW・R100RTの変遷と現状をお届けしました。旧車のBMW、しかも原型なくカスタムされたバイクに乗ることは、本当に大変です。でもそんな非日常が楽しかったりします。取り回しすら気を使いますが、ツーリング先で声をかけてもらったりするのは嬉しいです。しかしながら空冷キャブのOHVボクサーエンジンはスパルタンでクセが強く、もっともっと乗り込まないと自分のバイクになったような気がしません。現代の水冷・インジェクションのバイクに比べ、なんの電子制御もなく、正直乗りにくさを感じることもあります。それでも、バイクを操る楽しさやこのマシンの造形美には、「46worksに憧れてBMW旧車カフェレーサーを買って良かったと、本気で思わせてくれます。来年以降の目標になりますが、ここから自分なりのカスタムを施して、よりカッコいいBMW旧車カフェを作っていく予定です。ここまでご購読ありがとうございました。

友人のビモータDB5RとR100RT

2件のコメント

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